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No.425----10/16

地方チェーンが次々と東京進出
(フードストアあおき東京豊洲店)

No.425

10月5日、東京都江東区の造船工場跡地に開業した大規模商業施設「アーバンドックららぽーと豊洲」に静岡県伊豆周辺でSMを10店展開する、あおきが出店した。昨年12月、CFSコーポレーションはクイーンズ伊勢丹が撤退した東京都目黒区に「キミサワ自由が丘奥沢店」を出店。ヤオコーは今年3月、東京都稲城市に「フレスポ若葉台店」をオープン。各社いずれも都内初のSM出店となる。


10月5日、東京都江東区に大規模商業施設「アーバンドックららぽーと豊洲」が開業した。 三井不動産が石川島播磨重工業の造船工場跡地に開発した商業と分譲マンションの複合施設で、 水辺と江戸文化の浮世絵を融合させたのが特徴の一つ。設備投資額は750億円で、 同社が9月28日に川崎駅前に開業した「ラゾーナ川崎プラザ」の450億円を大幅に上回る投資額。


●「ららぽーと豊洲」の商業ゾーンの中で最も注目され、マスコミに取り上げられているのが、 キッズシティージャパンが展開する「キッザニア東京」だ。子供のための仕事体験タウンであり、 メキシコシティとモントレイ(米国)にあるが、日本では初進出。1999年にオープンしたメキシコの 「キッザニア」は年間来場者数が82万人となり、227日間も満員の記録を続けた大人気店となったが、 日本では年間70万人の来場者数を見込んでいる。


●豊洲の「キッザニア」では1,800坪の敷地面積の中に、商店街やデパートからテレビ局、ラジオ局、 新聞社、パン工場、病院、料理教室、宅配センターなど50のパビリオンがオープン。子供たちが大人の役に成り切って 疑似社会体験する「ロールプレイング型エンターテイメント」を提供する。施設内で仕事すれば専用通貨「キッゾ」を報酬として受け取り、使ったり、貯金したりできる。


●「ららぽーと豊洲」の中にSMは1店。伊豆半島周辺でSMを10店展開している、あおきが東京初進出を果たした。 その気合いの入れようは並大抵ではなく、常務を店長とし、店長クラスを2人副店長とした。もちろんオープニングの 期間中は伊豆で営業する各店の店長が応援に駆けつけた。ここを成功させ、今後5年間に都内に5店出店する計画だ。


今週の目次

SJ新店レポート


ユニー撤退店舗のSC内に居抜き
ヤオコー古河牛谷店


防衛的スクラップ&ビルドでシェアアップ図る
サミットストア滝野川紅葉橋店


地方から東京へ逆攻勢かける高質SM
フードストアあおき東京豊洲店


チェーンストア、活発化する食育への取り組みB

カスミ プロジェクトチームをエンジンに強力に推進

社内食育士制度創設、パートも食育を説明できるように


今週のニューストア

主婦の店 Cotton Mam横浜店、千葉県外初進出

カスミ 大型SC「ビバモール加須」にテナント出店


今週の業界トピックス

ローソン・日本郵政公社 共同配送の実験を高知県で開始
全国スーパーマーケット協会 北陸・金沢大会


06秋の日本酒拡販特集 売上伸びるスーパーが味方
うまい本醸造と純米酒に全精力で勝負すべき秋
本当のうまさを訴求提案しないと日本酒の未来はなくなる


企業動向

日清オイリオ 今歳暮向けギフトの販売方針


食品マーケティング

ヤオコー、新千葉物流センター稼動迫る


今週の大店立地法公示速報


東洋の名言


交差点 無言の表示セール


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