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No.434-12/25

夕方だけ実施する惣菜バイキングが
大人気のアマノの新店

No.434号

午後4時、大皿に盛られた出来立ての惣菜を従業員が運ぶ前に、惣菜バイキングの平台の周りは黒山の人だかりができていた。「全て並び終わってからおとり下さい」という呼び掛けにも、じれったそう。空のプラスチック容器を手にして、大皿に盛られた惣菜をじっと見つめる客の姿が印象的。鮮やかに盛り付けられた料理は確かに美味しそうだった。


山梨県でSM5店を展開するアマノは夕方4時〜6時までの時間限定で毎日行う惣菜バイキングで地域に人気がある。同社が県外初出店となるSMを12月1日、静岡市清水区にある大型商業施設「エスパルスドリームプラザ」1階にオープンした。新たにフードパークスという子会社を設立し、フードファクトリー「パークス」エスパルスドリームプラザ店として営業を開始し、既に地元で話題を呼んでいる。


●業界内でもアマノの惣菜バイキングの人気は良く知られており、業界関係者も見物に訪れるほど。夕方4時からの惣菜バイキングでは、その平台に黒山の人だかりができ、1時間もすれば料理が欠品状態となる。「全部で400〜500アイテムのメニューがあり、その中から季節感のある40〜50アイテムを毎日平均して陳列している」とアマノ天野彰専務。「グラム100〜200円までのお手頃価格で、揚物中心ではなく、出来立ての和・洋・中華惣菜をお客が飽きないように提供している」と続ける。


●惣菜店と言えばロック・フィールドが有名だ。「RF1」、「神戸コロッケ」という店名を使ってデパ地下やエキナカで展開している。同社は今中間期、客単価をアップさせるため、高付加価値商品や買い合わせ商品を提案すると同時に、新規出店やリニューアル、サービスアップのための店舗人員の強化に取り組んだ。結果、既存店売上で前期比3.7%増とした。今上期は14店出店し、8店を退店。総店舗数は308店のうちリニューアルは34店で行った。下期はオーガニックへの取り組みを強化するそうだ。


●「スーパーの惣菜売場は通常、冷凍コロッケなど揚物中心。もっと手の込んだ惣菜を工場ではなく店内で作ることで、他店とは違う、特化した売場にすることができる」と天野専務は強調する。


今週の目次




SJ新店レポート

夕方4時からの惣菜バイキングが人気を呼ぶ
・パークス エスパルスドリームプラザ店


ウォルマートとして本格的な初新店
・西友ひたち野うしく店


食の情報提供にチャレンジ
・エコス川口店


バイヤー登場 4

三味(ヤオコー惣菜子会社)寿司部 内田 猛 バイヤー
・平日と休日、昼と夜で全く異なる寿司の陳列が必要


関幸雄の流通コラム 流通戦略アドバイザー

人事・労務の良い会社は良くなります


今週のニューストア

オーケー
・42店舗目のオーケー長津田店開店


マックスバリュ九州
・夜24時にマックスバリュ都城店オープン


マックスバリュ西日本
・24時営業のマックスバリュ徳山東店開店


バロー
・静岡県内5店目のバローオカノ袋井インター店


ラルズ
・新業態スーパーアークスの2号店


環境問題あれこれ 唐沢晴美 環境アドバイザー

電化製品は消耗品?


06年の「こだわり総括」 部分に前進あるも課題多いSM

来年はSMにとっての「こだわり元年」にすべき年


こだわり商品の紹介 コスモ食品と宝来屋本店

玉ねぎドレッシング/純米・無加糖ストレートあま酒


業界動向 家庭用油脂市場

海外原料高反映し配・販に07年早々再度の改定要望


食品マーケティング

インタビュー商品戦略を聞く アクリフーズ 羽田誠一社長
・家庭用冷食、価値をもっと提案・訴求したい


国内鶏肉の生・販一貫体制を推進(下)
・丸紅畜産、鶏舎ごとに飼料、飼育、ワクチンなど情報開示


今週の大店立地法公示速報


東洋の名言


交差点

今日はXマス



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