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No.435-1/1

コンビニ業界初の子育て応援店舗が営業開始
(ハッピーローソン日本橋店)

No.435号

昨年12月15日(金)、ローソンは子育て応援店舗として東京・日本橋に「ハッピーローソン」を初出店した。2階建ての店内には9歳までの子供が遊べる大型遊具や幼児用トイレを設置。通常のコンビニ商品以外に、子育て中のママがリラックスできるアロマグッズや婦人向け雑誌、ベビーフードや紙オムツ、絵本や玩具などを陳列する。さらにママたちが情報交換できるイートインスペースも2階に設けている。少子高齢化が社会的な問題となっている今、小売業も時代の波に乗った店舗開発が求められている。


少子高齢化が深刻な社会問題となっている日本。少子化対策として国や自治体が子育てを支援する取り組みをスタートしている。自治体主導で子育て世帯が買物の際に割引特典などを受けられる動きが増加中。既に石川県ではプレミアムパスポート事業として18歳未満の子供が3人以上いる世帯にパスポートを発行。協賛店でパスポートを提示すると10%割引や買物ポイントの2倍など、店独自で決めたサービスが受けられる仕組みだ。昨年1月から事業を開始し、現在約1,200店が協賛。対象となる1万9,000世帯のうち8割がパスポートを申請しているそうだ。


●昨年9月から12歳までの子供がいる世帯に子育て支援券として年1回、子供1人につき5,000円分の買物券を発行するのは文京区。子育て中の世帯が買物をするとポイントが通常の2倍になる「子育てアシストカード」も発行する。また、名古屋市は2010年度までに子育て世帯にカードを配布してクーポンや割引特典が受けられる事業を開始するため、現在協賛企業を募集している。


●ローソンは昨年12月15日、子育て応援店舗「ハッピーローソン」をオープンした。「多店舗化は考えていない。未知なところの知見を得るため、半年間限定で営業する。既存のローソン全8,500店に還元できるよう、大きな考える材料となる店となれば良い」とローソン新浪剛史社長。2階建ての店内には大型遊具を備えた保育スペースを設置し、今までのコンビニの概念を覆した店作りを行う。


●昨年開業した大型商業施設の中には、幼児向けの施設が目立った。その多くは子供たちが楽しみながら学べると同時に、働くママたちを支援するため子供を一時的に預かるというもの。主婦客が中心であるSMも当然、子育てを支援していく役割が求められてくる。


今週の目次




2007年小売3団体トップの年頭メッセージ

日本チェーンストア協会 会長 佐々木孝治
日本スーパーマーケット協会 会長 清水信次
日本ショッピングセンター協会 会長 木村惠司


新春トップインタビュー

進路固めて内部充実へ“新生”戦略の徹底図る
与野フードセンター・井原 實 社長


SJ新店レポート

惣菜売場拡大したデリカ強化モデル店
・いなげや所沢西武園店


完全車立地の郊外型SCを開発、アウトレットモールも来夏開店
・イオン神戸北SC

生鮮・惣菜のレベルアップ進む
・ベイシアフードセンター川島インター店


マネージャーのためのヒューマンマネジメント論37小澤信夫

輝くリーダーのもとには、隠れた名参謀、パートナーが必ず存在する


今週のニューストア

マックスバリュ中部 少量目商品を強化した砂田橋店開店
アルビス アルビス呉羽本郷店を富山市に出店
マックスバリュ九州 24時間営業のマックスバリュ千早店出店
ベイシア 愛知県内3店目のスーパーセンター三好店


今週の業界トピックス

ベイシア 高山正雄常務が新社長に昇格
セブン&アイ・ホールディングス 新ブランドを今春発売


小太郎がゆく

ハガキデタラバ


業界動向 2007年のCVS業界を展望


食品マーケティング

ニチロ 業務用冷凍食品


今週の大店立地法公示速報


東洋の名言


交差点

再生への道



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