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No.441-2/19

店舗、鉄道、ケータイが融合する電子マネー時代に突入
(ジャスコ品川シーサイド店)

No.441号

イオンとNTTドコモ、JR東日本は2月1日よりイオンの関東一都六県89店でスイカとケータイクレジット「iD」が使えるサービスを開始した。イオンでは2008年度中にSCテナントも含め全国23,000店に共同端末を設置する。スイカも3月18日からは首都圏私鉄共通カード「パスモ」と相互乗り入れ。一気にキャッシュレス化が進む。


イオンが2月1日から関東圏の店舗で始めた新キャッシュレス精算システムはJR東日本とNTTドコモが共同開発した共通端末を全レジに付設、 JR東日本のチャージ式プリペイドカード「スイカ」とドコモのポストペイカードのケータイクレジット「iD」の両方を使えるようにしたもの。さらにイオンクレジットでは従来のイオンカードにスイカの機能を付加した「イオンスイカカード」を発行、ケータイクレジットにも同カード機能を付加した。このため、スイカやケータイのホルダーがイオン各店舗で決済できるだけでなく、イオンスイカカードのホルダーがスイカ取扱店、「iD」取扱店で決済できることになる。


●これにより、サラリーマンなどスイカの利用者がイオンの店で買い物したり、ケータイ文化で育った若者がイオンになじみを持つようになることが見込まれる。イオンクレジットサービスの担当者は「スイカをイオンカードに取り込むことで主婦が6割強を占めるカードホルダー層にサラリーマンなどの男性客をプラスすることを期待している」と話している。


●電子マネーは現在スイカとエディが2大勢力で発行枚数、利用店舗を飛躍的に伸ばしており、セブン&アイホールディングスが「ナナコ」の発行を予定し、イオンも計画している。携帯クレジットも他にクイックペイ、スマートプラスなどがあり今後の普及が見込まれる。ともかく電子マネーとケータイクレジットの普及により少額市場でのキャッシュレス化は先行するコンビニからGMS、SMに舞台を移して急速に進みそうだ。
(詳しくは本誌2006年10月9日号・30日号「流通大潮流を読む」をご覧下さい)


今週の目次




SJトップインタビュー

年商100億円、300億円単位の結集を推進
シジシージャパン・堀内 淳弘 社長


SJレポート

CGCグループの昨年新店数、118店で例年並に回復
・他社買収店・譲受店・S&Bが過半数占める


SJ新店レポート

旧サカモト店舗に居抜き出店
・エコス茂原店


今週のニューストア

フレッセイ 埼玉県深谷市内に2店目のフレッセイ田谷店
今週の開店情報一覧


今週の業界トピックス

大丸ピーコック 毎期5〜6店の積極出店戦略に転換
スリーエフ ミニストップ 共同企画、人気ラーメン店商品
スピナ 協和ビジネスのSM3店を買収
ドミー 中間決算は増収増益、既存店売上1.1%増


07SMトレードショーの見所

食の学校「食のあり方」を提案
・ジャパンミートが「食の学校と仲間たち」のコーナー
国分の「開発・発掘商品」提案
・新流通をリードする問屋マーケティングの構築へ


企業動向

ネスレ日本 アイス飲用コーヒー新商品の概要発表


食品マーケティング

アクリフーズ

冷食、グラタン&ピザ、自然解凍の和惣菜強化
こだわり、重点品の開発で新需要を訴求

業務用冷食は多様化の一途

ニチロ創業100周年で惣菜冷食は北海道コロッケなど
アクリフーズ、素材、製法にこだわる手にぎりすり身品
日東ベスト、ロースカツに新・レシピー


今週の大店立地法公示速報


東洋の名言


交差点

駅前の巨大な幽霊屋敷



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