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No.446-3/26

春到来!
小売業界の入社式がスタート

No.446号

セブン&アイ・ホールディングスは3月15日、小売業界で一足早く入社式を都内のホテルで行った(写真はその会場風景)。昨年はミレニアムリテイリンググループのそごうと西武百貨店の新入社員も参加したが、今年はさらにヨークベニマルも加わった。合計14社から1,340名の新入社員が入社式に参加した。


入社式がシーズンを迎えた。通年採用が一般化したとは言え、この時期はフレッシュマンに向けた社内行事が取り沙汰される。そんな中、セブン&アイ・ホールディングスは小売業界の先陣を切り、イトーヨーカドーグループとして1973年以来続けている合同入社式を都内で実施した。昨年はそごうと西武百貨店の新入社員も入社式に参加したが、今年は新たにヨークベニマルも加わった。同グループの新入社員は1,340名(昨年は1,357名)。うちセブン‐イレブン・ジャパンは447名(同449名)。イトーヨーカ堂は126名(同294名)で、一昨年に比べると329名少なかった。


●「人口減や少子高齢化など、今は必ずしも追い風とはいえない状況。どちらかというと質の良い、美味しいものが売れる時代だ」と新入社員に語りかける同社鈴木敏文会長。「皆さんに申し上げたいのは、ある意味でわがままな、お客様の視点を失わないこと。社員同士のコミュニケーションを大切にし、小売業としての基本を徹底すること」。恒例の入社式で毎回繰り返されている鈴木会長の言葉だ。


●スーパーの中にはダイエーが入社式を数年前から中止。通年採用が当たり前となってきており、お祭り的要素の強い春の入社式をあえて行う意義も薄れてきているのかもしれない。


●最近の新入社員は目的を持って会社に入社してくる人が多いそうだ。店長になりたい、バイヤーになりたい、店舗開発をしたい、と採用面接で明確に意志表示してくるらしい。強烈に「自己主張」してくる新入社員の会社人生はスタートしたばかり。だが、従業員のパート比率が約8割を占めている小売業界は現在、短時間労働者の厚生年金適用拡大の問題、まちづくり三法の見直しなどで大きく揺れ動いている。時代は大きく変わろうとしている。


今週の目次




SJ新店レポート

高層マンション生活者に応える店作りに挑戦
-マルエツ港南ワールドシティ店
独自のディスカウント商法掲げ関西に攻め入るメガDSストア
-大黒天物産 ラ・ムー摂津店


関幸雄の流通コラム 流通戦略アドバイザー

車輪の両輪のようなトップ体制でないと企業は発展しない


今週の開店情報一覧


今週の業界トピックス

ヤオコー 川野清巳専務が社長に内定、川野幸夫社長は会長に
ファミリーマート 団塊世代と20〜30代女性を取り込む商品政策推進
ミニストップ 今上期は冷夏織り込んだ販売計画を展開
アルビス 本郷会長が代表権を返上


今週のニューストア

パルコ 静岡パルコが3月15日にオープン
クイーンズ伊勢丹 ひばりが丘パルコ地下1階に5月末出店
ヨークベニマル 仙台市内に3月9日、南中山店オープン


サラダランド・39


07マーケティング戦略 クリスタルガイザーの大塚ベバレジ

新ブランド導入、水事業強化で今期137%実現へ


業界動向 JT飲料戦略

茶系ジャンル重視で新「天晴」を発売


食品マーケティング

フーデックスに見る専業系メーカーの浮上
-(株)大潟村あきたこまち生産者協会の産地加工
-日本食研(株)、こだわりの多品種少量生産推進
-展示場と一体感のミニセミナー開催
-ニチロなど、冷凍利用のデザート
-ゲートブリッジ ジャパン(株) フルーツコーディアル発売
-(有)美宝、竹茶で血液サラサラ


今週の大店立地法公示速報


東洋の名言


交差点

水不足対策



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