「東京が輝きを取り戻すためのプロジェクト」と三井不動産の岩沙弘道社長。バブルの崩壊に伴い、東京の国際競争力は著しく低下してしまったが、3月30日に東京・六本木にオープンした「東京ミッドタウン」は「ジャパンバリューを世界に向けて発信するため、特にデザインに注力した」と強調する。施設だけでなく、「デザイン・アート関連の人材育成も行い、世界の才能がここから生まれていく。東京コレクションを開催し、パリコレを凌駕するようなファッションを発信していきたい」と岩沙社長。その先には「日本を創造型社会へ」という高い目標を掲げる。
◇…高層ビルという形では隣同士にあたる「六本木ヒルズ」が開業したのは2003年4月25日。文化都心をコンセプトとして森ビルが開発した54階建ての同施設は「ヒルズ族」という言葉を生み、IT業界を象徴する施設として話題を振り撒いてきた。その4年後に誕生した「東京ミッドタウン」は、日本の伝統的な文化を施設内部に幾つも融合させ、原点回帰を打ち出している。
◇…東急ストアは地下1階に「プレッセプレミアム東京ミッドタウン店」をオープンさせた。24時間営業の高級スーパーとして品揃えからサービスに至るまで質の高さで勝負する。競合店は明治屋六本木ストアー。24時間営業店同士ということでは六本木ヒルズ1階で営業する、西友の「フードマガジン六本木ヒルズ店」も売上好調であり、ライバルとえる。
◇…六本木といえば外国人の多い街というイメージがあり、6人に1人は外国人が住んでいるらしい。周辺には数多くの大使館が集中しているという地域特性がある。「プレッセプレミアム」の従業員の中には、英語やフランス語だけでなく、ロシア語や中国語、韓国語、イタリア語、フランス語など合計10カ国語が話せる人たちを雇っているそうだ。
精肉コンセを導入したSSM
-ヨークベニマル小山ゆうえんち店
ライバルは隣駅の「ららぽーと柏の葉」
-流山おおたかの森S・C
プレッセのさらに上の高級スーパー
-プレッセプレミアム東京ミッドタウン店
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