伊勢丹新宿本店地下1階の食品フロアが6月13日、再オープンした。脱「デパ地下」を掲げた、19年振りの改装。これまでなかった全く新しい食品売場を目指す。食品をファッションと捉え、顧客起点を掲げて百貨店における食品展開の既存の考え方を見直した。
●改装のポイントは、スタイル別に「和」「洋」「マーケット」と区画整理したこと。上質な食文化を包括的に提案する。床や什器照明などの店内環境を一新し、伊勢丹らしい統一感のあるフロア空間を形成。「本場・本格・本物」にこだわった商品を、バイヤーが国内外から選りすぐって揃えた。日本初、百貨店初といった「独自性・希少性・限定性」の高いMDを強化したという。
●2005年8月からスタートし来年にかけての全館改装となる伊勢丹新宿本店の改装投資額は150億円の見込み。売場面積6,500uの食品フロアは昨年316億円の年間売上高となったが、2005年8月から段階的に改装してきたリモデルが今回完成したことで、前年比5%増の約330億円を目指す。同社がブランドと呼ぶ食品フロアのショップの数は従来の160店から183店に増えたが、通路幅を大幅に増やしており、営業面積自体は縮小。ショップの垣根を取り外して、買い回りしやすい環境とした。今までは目的買いのお客が多かったデパ地下。時代の変化に合わせてコミュニケーションをより重視し、食に関する様々な相談に応じる「フードアテンダント」を新設する他、ウイスキーやワイン、和酒の試飲コーナーを有料で至る所に設置した。料理との相性も実際に食べてもらいながら提案していく。
●新宿では高島屋が既に4月19日に食品フロアを含めて全館改装しているが、今ひとつ客足が伸びないようだ。都内の百貨店は東京駅の大丸や銀座の三越などこれからたて続けに改装オープンし、復活をかけるが、果たして勝ち残るのは?
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