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No.460-7/9

コンビニ発ふるさと支援
(スリーエフが能登半島地震復興支援キャンペーン展開)

No.460号

スリーエフは能登出身のスーパーパティシエ辻口博啓氏らと協力して、能登半島地震後の風評被害が懸念される石川県能登への観光復興を目的に「能登・いしかわへ行こう!」キャンペーンを展開する。同社中居勝利社長が石川県出身であることから実現。コンビニを舞台にした“ふるさと支援”として注目される。


スリーエフ(本社横浜市、中居勝利社長)が7月11日から8月10日まで(予約開始は6月28日から)展開する「能登・いしかわへ行こう!」キャンペーンは、石川県内灘町で27歳まで過ごした中居社長と「能登出身でその原風景が菓子作りに係わっている」と言うパティシエの辻口博啓氏の、「何か能登の復興支援はできないか」という思いが起点となって始まった。能登半島地震は3月25日に発生。その後3ヵ月が経過、「498戸が全壊し2,121人が避難所生活を余儀なくされたが皆様の温かいご支援で40日余りで避難所を閉鎖でき落ち着きを取り戻している。そのお返しには1日も早い復興が重要。観光客は以前に比べ3割前後減っている。東京から輪島空港へは1時間。歴史と伝統のある輪島に是非来て頂きたい」(大下泰宏輪島市副市長)という被災地の声に応えたもの。その企画内容は、辻口氏が能登の素材を使用して開発し監修する「能登塩ぷりんロール」(ホール1,700円、ハーフ1,300円)を予約販売し、その売上の一部を寄付する他、能登・石川の産直商品のカタログ販売、店舗での能登・石川商品の限定販売、能登旅行プレゼントキャンペーン(クローズド)など盛り沢山。辻口氏はスーパーパティシエとして有名で、コンビニ各社から商品開発を要望されるが全て断っている。が、今回は「人助けならば」(辻口氏)ということで例外的に引き受けたと話している。地域格差が問題になっている折、小売業が地方活性化に果たす役割を考える上で大きなヒントになりそうだ。  (表紙写真は右から中居勝利スリーエフ社長、辻口博啓パティシエ、大下泰宏輪島市副市長、里谷光弘輪島商工会議所会頭)


今週の目次




SJ新店レポート

ひばりが丘パルコ地下1階に居抜き出店
 クイーンズ伊勢丹ひばりが丘店


チェーンストア・コンビニ5月度販売概況

天候に恵まれ、SMの既存プラス、4ヵ月連続に
油関連の値上前駆け込みも、コンビニの全店ベースプラス続く


ハマさんのコーヒーブレーク・40 コラムニスト 浜本經道

外部テナントの導入


今週の業界トピックス

ファミリーマート・西武鉄道 駅売店とコンビニを融合した「TOMONY」3店同時オープン
ユニー ペットボトルの自動回収機をラフーズコア萱場店に設置
神戸物産 2007年10月期中間決算、営業利益は13%減に


食材ノートコラム・1 枝豆


世界一木樽がギネス認定 フンドーキン醤油

大型木樽で3年熟成の天然醸造醤油「世界一」
 通常醤油との違いは塩カドがなく香り広がるまろやかな味わい


業界動向

2007年、急成長から踊り場迎えたドラッグストア


食品マーケティング

大手卸、菱食のグランドフェア賑わう SMの売場等へ様々な提案
調理冷食 夏〜秋・新商品(上) ニチロ 日清フーズ


今週の大店立地法公示速報


東洋の名言


交差点

「試食とは何か」の再確認を



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