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No.462-7/23

コストコ、日本6号店目の「川崎倉庫店」を開店
(インストアベーカリーコーナー)

No.462号

コストコホールセールジャパンは7月12日、神奈川県川崎市に川崎倉庫店をオープンした。1999年4月、福岡県久山に 1号店開設以降1〜2年に1店のペースで出店、今後も埼玉県入間、札幌に開店を予定し1年以内に8店舗体制になる。1号店以降、頑なに会員制倉庫型店舗というコ ンセプトを貫いての達成。日本の生活者の一部にも大型商品の買い溜めという買物行動が定着し始めたのか。


「杉並区高円寺に住む友人は母娘で町田市のコストコ(多摩境店)によく買物に行く。日本のショッピングセンタ ーには無い楽しい雰囲気があって、良い気晴らしになる。と、結構嵌まっているみたい」。コストコファンの友人を持つ知人がそう話していた。アメリカ製のシャンプーや洗剤、パンなど沢山買ってきて使い切れない分は近所に配っ たりしている。娘さんは病院に勤めていて商品の添加物などには詳しく、輸入品の原材料表記もチェックして買って いて、これまで問題なく安心して買物しているそうだ。


コストコの業態はメンバーシップホールセールクラブ(会員制倉庫型店舗)。ケース売りを基本にしたローコスト オペレーションの徹底で低価格を実現しようというもの。会員は業務筋を対象にした法人会員と一般顧客を対象にし た個人会員の2種類がある。コストコ全体では6割が法人会員と言われ、日本でもレストラン、バー、スーパーマーケ ットなどが仕入れに活用している。特にアメリカの食品が豊富なため、輸入食材の仕入先として重宝されているよう だ。いわばキャシュアンドキャリー、現金卸的な使われ方で、ミニSMタイプのA−プライスや同じく外資のメトロキ ャッシュアンドキャリーも着実に店を増やしている。わが国の中間流通の変化を反映しているようだ。。


今回6店目を開業したコストコで、注目されるのは一般消費者の利用も増え始めている点だ。会員の内訳は明らか になっていないが、アメリカンスタイルを味わえるフードコート、大々的に展開されているキャンプのプレゼンテー ションなどは十分に一般生活者を魅きつけるものになっている。高い天井、ゆったりした空間、珍しい商品など、決 してきめ細かい品揃えとは言えないが、近所に配ったりして買物を楽しむ冒頭の主婦のようなお客も増えているのか もしれない。


今週の目次




新激戦地 ストアシーイングMAP2

沼津地区(静岡県 沼津市)


SJ新店レポート

揃い踏みした3店舗「小型店ドミナント戦略」
 デイリーカナートイズミヤ玉造店
老朽店舗を移転新築し、3倍の売場規模に
 西友ひばりが丘団地店


SJ話題店レポート

イメージ 一新の第1号店
 マックスバリュ西日本 西明石南店


関幸雄の流通コラム 流通戦略アドバイザー

店長の頻繁な異動が返ってお客を逃がしている


今週の開店情報一覧


今週のニューストア

ローソン ハッピーローソン山下公園店
 公園内の既存レストハウスをコンビニに変更


今週の業界トピックス

日本アクセス 広島低温物流センター稼動開始
マルエツ・イオン・丸紅 関東圏に巨大SM連合が誕生
成城石井 本部移転
ヤマダ電機 ビックカメラの本拠地・池袋に進出
大黒天物産 年間14店の出店で売上高28.5%増


企業動向

味の素、技術力発揮し、強力新商品を相次ぎ発売開始


明治乳業のマーケティング プレーンヨーグルト

ブルガリアブランド強化を最重要課題に活性化
 消費者の要望とメーカーの思いを合致させた商品が秋に登場


食品マーケティング

調理冷食、真夏から秋需要へ新商品スタート
 ニチロ ニチレイ アクリフーズ 味の素冷凍食品


今週の大店立地法公示速報


東洋の名言


交差点

煙草の販売



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