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No.469-9/17

主力の青果と惣菜を再強化
オンリーワンの店を目指す
(ヤオコーユニモちはら台店)

No.469号

生鮮・デリカ一体型店舗を開発するヤオコーは9月6日、「ヤオコーユニモちはら台店」を千葉県市原市に開発されたモール型ショッピングセンターの核店舗としてオープンした。売場入口から横2列で青果の平台がドカーンと配置され、壁面で直営インストアベーカリーと惣菜を展開。青果の後方、おにぎり・寿司・鉄板・弁当売場の真正面にカットフルーツやサラダ、おつまみをコーナー化し、鮮魚対面販売コーナーの手前で煮豚と焼鳥を販売する。従来の枠組みにとらわれない、新しいレイアウトの店がスタートした。


「キャラ弁」ブーム。手づくりで食材を加工し、子供に人気のキャラクターの顔を入れた色鮮やかな弁当が流行っている。「ポケモン」「ドラえもん」「アンパンマン」「ミッキーマウス」「ハローキティ」「ハム太郎」「しまじろう」「スヌーピー」「プリキュア」「ウルトラマン」「仮面ライダー」など、キャラクターの素材には事欠かない。幼稚園児を抱える婦人向け雑誌では、何度も「キャラ弁特集」が行われ、手の込んだ各種「キャラ弁」の写真と作り方が紹介されている。通販の世界では、簡単・便利に作れる「キャラ弁グッズ」が販売され、今後も新アイテムが出てきそう。


●このブームに取り残されているのがスーパー。秋の行楽シーズンを向かえ、これから運動会や遠足などの学校行事が増えてくるが、「キャラ弁」グッズを販売している店は少ない。ましてや、メニュー提案で「キャラ弁」の作り方を紹介しているところは皆無に近い。弁当に欠かせない食材といえば、卵や海苔、ウインナー。これらを上手に切ったりしてキャラクターの顔のパーツを作り、貼り付けていく。「キャラ弁」の達人の話では食材で青色や紫色を出すのが難しく、茄子の漬物の出汁を使うらしい。


●クロスマーチャンダイジングはスーパーにとって課題の一つ。商品部門の垣根を取り払って、従来の縦割り型の売場から、テーマに沿ったチームを作り、お客に支持される売場に変えていく。売場の権限は店長に持たせ、自由に仕掛けをしていく。


●9月6日にオープンした「ヤオコーユニモちはら台店」は、これに挑戦している。青果と惣菜を一体にした売場の中に、サラダコーナーを入れてドレッシングを関連陳列し、おつまみコーナーではチーズや加工肉、和日配の商品を1ヵ所に集めた。また、家庭用品売場を大幅に縮小し、レジ前や食品の中で関連陳列する。売場の出口付近の通路は朝食コーナーとし、パンやジャム、シリアル、コーヒー、紅茶を集めた。店長が権限を持って作った売場だ。


今週の目次




SJ新店レポート

相鉄線駅前のSCに出店、24時間営業の西友と競合
 そうてつローゼン鶴ヶ峰店
業界初の木造スーパーマーケット
 塩原屋フードプレイス那須


2007年2・3月期店舗別売上高ベスト10(下)


今週の開店情報一覧


今週の業界トピックス

オーケー 前期営業収益15.6%増1,452億円、経常利益率4.52%に
西友 野田亨COOがグループ会社の代表取締役社長を兼務
伊藤忠食品 セブン-イレブン専用物流センターを滋賀県大津市に開設
シジシージャパン 新たに5社がCGCに加盟
関東リョーショク 小売店を展開していたバリュープライスを解散
明電舎・世界貿易センタービルディング
 最新鋭のシンクパークタワーをJR大崎駅西口に開業


マネージャーのためのヒューマンマネジメント論53小澤信夫

リーダーに求められる3きょう、○あいきょう○べんきょう○どきょう


注目の話題店SJレポート ジカバー・ニッポン六本木店

日本製品を販売するカテゴリーショップ


食材ノートコラム・3

トウモロコシ


ヤオコーの新MD戦略 SJパトロール隊が行く

売場に見るグロサリーMDの反省と見直しの成果
こだわりだからこそ買ってもらえる値頃感を大事にしたい


秋の新商品店頭へ 日本酒と栄養食品

松竹梅白壁蔵07秋の新商品 「SOYJOY」プルーンFeプラス


企業動向

森永製菓、「ダース」3品に業界初の新パッケージ採用


食品マーケティング

秋・冬需要へ向けミールソリューション始動(下)
 日東ベスト アクリフーズ 味の素冷食
不二製油がJ−オイルミルズと業務提携


今週の大店立地法公示速報


東洋の名言


交差点

やる気・活気を取り戻そう


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