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No.472-10/8

紀ノ国屋の新業態店。
JR立川駅改札内・外に2店同時オープン

No.472号

10月5日、JR立川駅に開業した駅ビル「エキュート立川」内に、キノクニヤのニューモデル店舗「アントレ」が2店同時オープンした。改札外の店は、売場面積70坪ほど。改札内の店は青山フラワーマーケットとの初めての複合ショップで約60坪。両店共通のバックヤードは10坪に満たないほど狭いため、改札外の店で販売されている青果や精肉、塩干、改札内の店でも提供している弁当や惣菜は全てアウトパック。改札外の店ではワインやシャンパンを中心とした酒を販売するが、改札内の店は酒を置かずに、弁当やパン、菓子、飲料を中心に品揃えし、クイックニーズに対応する。


「駅構内の開発小売業」という新しいビジネスモデルの構築を進めるJR東日本ステーションリテイリング。10月5日、JR立川駅に「エキュート立川」を開業した。2005年3月5日に出店した「エキュート大宮」、同年10月1日に出店した「エキュート品川」に続き3件目の駅ナカ商業施設。開発面積約1万1,500u、売場面積約4,300uで運営する。ストアコンセプトは「自分カスタマイズ」、環境コンセプトは「マイハビタット」。駅改札の内外に85のショップを、2〜4階までの3フロアで展開する。


●立川駅の1日の平均乗車人数は15万2,874人で、JR東日本管内では15番目の乗車人数。中央本線の他、青梅線、五日市線、南武線と乗り入れ、1日の列車本数は1,225本。駅構内は1982年に駅ビル「ウィル(現在のルミネ立川店)」が開発され、1999年4月には百貨店「グランデュオ立川」(JR東日本商業開発が運営)がオープンしているが、それ以来の商業施設となる。


●「エキュート立川」3階にはライフスタイルを提案する新しいコンセプトショップが幾つも出店。メイド・イン・ジャパン・プロジェクトの新業態店「アマテル」は日本文化のアイデンティティーの確立を理念に掲げ、食品から生活用品まで全て日本製を販売する。店内の商品をお客に触れてもらうため、商品名や売価のPOPはすべて排除し、商品情報は売場に3台設置しているタッチパネルまたは従業員に聞く仕組みとした。また、ドローイングアンドマニュアルの新業態店「ディアンドモーテルズストア」は業務用デザインストア。キッチン雑貨や食器、家具、文具など約1,000アイテム陳列し、中古品も1割ほど販売する。コンセプトはロングライフデザインだ。


●2階の食品ゾーンは2つに分かれ、改札内がデイリーテーブル、改札外がクオリティフードマーケットとして展開する。紀ノ国屋は「キノクニヤ アントレ」という店名で、両方に店を出店。JR平塚駅の駅ビル「ラスカ」に続く2号店としてオープンした。


今週の目次




SJ新店レポート

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 ドン・キホーテ古淵店


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島田研究室・代表 島田陽介

「豊かさ」2


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美人特待制度


今週の開店情報一覧


今週の業界トピックス

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トーホー 24時間営業の新業態店は苦戦
日本生活協同組合連合会 国内生協の供給高、初めて個配が班配を上回る


食材ノートコラム・4 茄子26


企業動向

伊藤園、米国産ブランドでサプリメント市場へ参入


食品マーケティング

混沌とする中国食材・食品の販売
日東ベスト、中華メニューに挑戦


今週の大店立地法公示速報


東洋の名言


交差点

郵政民営化の今後


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