JR東日本100%出資子会社の鉄道会館は10月25日、東京駅構内の地下1階部分に商業施設「GranSta(グランスタ)」を開業した。もとは合計約100席の客席を持つ、9店の飲食施設が営業していたところ。JR側と鉄道会館が32億円の投資をかけて、食品物販を中心とした駅ナカ商業施設に変更した。開発面積は約4,500u、店舗面積は約1,500u。初年度の売上目標は約23億円で、次年度以降の年商目標は約56億円を想定する。営業時間は8時〜22時(一部ショップは7時〜、日祝日は21時まで)。
●施設の最大の特徴は、英会話と手話を習得したスタッフが、乗り換えや駅施設以外の問い合わせにもホテル並みの接客で対応すること。この「ステーションコンシェルジュ東京」の他、有料で冷蔵・冷凍の宅配も行う荷物預かり所を置く。施設内の各ショップでは、選りすぐりの駅弁屋を集合させ、東京駅限定の駅弁や地方の隠れた名物駅弁などを提供。また、日本酒のカウンターバーを併設した「はせがわ酒店」、ビネガードリンクを提供する「飲む酢・エキスプレ・ス・東京」、注文を受けてから一杯ずつハンドドリップしてコーヒーを提供するテイクアウトショップ「ドリップマニア」などユニークなショップが営業する。
●ディーン&デルーカの小型物販店も実験的に営業する。量り売りでデリカを提供し、品川店や東急東横店のれん街にある渋谷店では女性を中心に絶大な人気を誇るが、八重洲店では駅を利用する客に合わせて、パック詰めのデリカと自家製サンドイッチ、ドリンクで勝負する。レジは6台で対応し、客単価は1,000円以下を想定。日販目標は130〜140万円を掲げる。
●「グランスタ」内の各ショップは現在、欠品が出るほどの混雑ぶり。10月6日には飲食施設や「ファミマ!」など22店が営業する新施設「グランアージュ」も鉄道会館が東京駅構内で開業する。さらに同日、大丸が東京店を建替え増床グランドオープンする。東京駅は集客力の高い商業集積地として生まれ変わりつつある。
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