「ビーッ」。大きな音が店内に響き渡る。金曜の午後3時半、静岡県内で4店展開し、企業年商34億円あるスーパーラックの浜岡店。惣菜売場の一角に業務用オーブンを設置して、ビッグサイズのピザ2枚が同時に焼けた合図だ。焼きたてのピザはその場で女性従業員がカットして隣の専用台に陳列。250坪ほどの店だが、青果売場の一角に地元・菊川のお茶や米、野菜をコーナー化し、鮮魚売場では活きたままヒラメを簡易水槽に入れ1匹2,800円で販売する。日本酒中心に酒類も充分な品揃えで、地元に密着した店舗だ。
スーパーラック浜岡店から僅か150mほど離れた、片側3車線の道路の反対側にSC「カインズモール御前崎」が12月7日にオープンした。敷地3.9万u、売場面積8,875u。売場6,115uのカインズホームと3,120u(うち物販のみ2,760u)のベイシアフードセンターが共同展開する。地方都市に出現した大型店と小型店の競合という、現在を象徴する場所がまた一つ増えた。
静岡県内で6店展開するベイシア。御前崎店の近くには既に吉田店と掛川店を営業しており、3店とも等間隔で約15q離れ、正三角形を形成する。同社が静岡県に進出したのは2003年4月開店の吉田店から。翌年7月に浜松都田テクノ店、同年12月に浜松雄踏店、2005年10月に磐田豊岡店、2006年11月に掛川店と立て続けに出店。中長期計画では県内に30店の展開を目論む。
御前崎店開業の1週間ほど前、11月29日に「カインズモール常滑」がオープン。御前崎店と同じく、カインズホームとベイシアフードセンターの共同出店という形だ。ただし、両店の開店日を挟んで「まちづくり三法」が完全施行されたことも影響してか、常滑店に比べ御前崎店は小規模。商圏としては中部国際空港があり、名古屋のベットタウンとして今後発展が見込まれる常滑店に比べ、近くに浜岡原発もあり、商圏内のほとんどが海に面している御前崎店は人口増があまり期待できない。このため、従業員体制を含めた店舗運営全体でローコーストを追及していくそうだ
SC内に自社最大規模店を展開
リブレ京成フードプラザ ララガーデン春日部店
サティ跡に「時間節約型SM」をオープンしたイオンの算段
イオン・マックスバリュ高槻南店
生鮮強化型ディスカウントSMを確立
カスミ FOOD OFF ストッカー三郷店
今年の新店数、前年比30店減の88店
01年の掛け込み反動に次ぐ下げ幅、出店企業減る
クレーム対応べからず集
デザイン改良、無添加中華調味料で時代に対応
高額カップデザート好評でコンビニの導入増え、SMにも波及か
伊藤園、今年度上期も売上高9.5%増で大幅な増収増益を達成
冷食、パスタのバリエーション拡充
日清フーズ、パスタと小麦粉加工メニューの連動へ
騙し続けてほしかった?
Copyright (C) Store Japan co. All Rights Reserved.