(写真は業務スーパー深谷店)
「そうじゃないですよ」。中国訛りの日本語を話す女性が餃子の皮の作り方を教えてくれるのだが、意外と難しい。1年ほど前の土曜日、娘の小学校で餃子を作る親子料理教室が開かれ、父親である私と娘が参加した。小麦粉と水で餃子の皮、挽肉とキャベツなどで餃子の具を作るところから始まり、仕上げはお湯で茹でた水餃子にして、出来立てを食べる。子供と親が一緒になって手作りの餃子を作る家庭科教室は、大はしゃぎする子供たちの声で一杯だった。考えるとその時から娘は餃子好きになったような気がする。
あってはならない食品事件が起きた。冷凍餃子の中に有機リン系殺虫剤が混入し食中毒となった家族が出た。問題の餃子は中国・天洋食品が製造したもの。従業員を含めて故意に食品の中に注入したものなのか、製造過程あるいは流通過程のミスから混入してしまったものなのか、原因究明中。早期に原因を追究し、再発を防止することが、騒動を沈静化させる唯一の方法だろう。
該当商品を販売するメーカーやスーパーでは現在、自主回収を行い、外食店ではメニューの販売を中止する苦肉の策をとっている。中国産の食品がいかに危険なものであるかという一部マスコミの報道の影響から、多くの消費者は中国製食品に対する不信感を募らせている。昨年起きたうなぎ問題と同様、冷凍食品ばかりでなく、中国産野菜や魚介類なども買い控える動きになっている。風評被害の恐ろしさは、過去に何度も日本で起きた。その都度、各企業は多くのことを学んできたはずなのに、想定外の事件によって、またしても騒動の渦の中に巻き込まれた。
売場では調理済み食品よりも、餃子の皮や挽肉などの素材系が売れているという。簡便食品が日常生活の中で必要不可欠なものになっている反動もあるのだろうか。料理教室以来、家庭で作るには面倒くさいため一度も手作りで餃子を作らなかった我家。今度の休日、子供と一緒に餃子を作ってみようかな。
「民工問題」から目を離しては、問題は語れない 謎が深まるばかりの事件だが、10年前の「異物混入事件」にもあった兆候
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