新学期の始まった4月1日、山梨県甲府市にある山梨学院大学キャンパス内に、エーエム・ピーエム・ジャパンと丸善の複合店がオープンした。脱コンビニを掲げるエーエム・ピーエム・ジャパンと書籍販売以外のサービス向上を図りたい丸善の思惑が一致。両社は今年1月30日に大学内における新業態店の共同開発に関しての業務提携を締結したが、わずか2ヵ月間で書店とコンビニの融合ショップを出店させた。
「現在、大学を取り巻く環境は大きな転換期にあり、大学運営そのものが問い直されている。主人公である学生への満足度の向上が求められ、地域に密着した大学としてオリジナリティが必要とされている」と今回のコンビニと書店の融合店を誘致した山梨学院大学の古屋忠彦学長。全国100の大学で書店を展開している丸善の小城武彦社長は「当社は大学内の図書館の委託運営から教室作りなども行っている。同業態の2号店はまだ決まっていないが、1年間に10店は出店していきたい」と強調する。エーエム・ピーエム・ジャパン相澤利彦社長は「コンビニ業界は2000年から既存店売上が落ちてきた。我々の業界も別の展開を模索しなくてはいけないところにきている」と言う。
新業態の店名は「丸善キャンパスショップ山梨学院店」。100坪の売場面積のうちコンビニスペースは30坪、レンタルDVDコーナーは8坪ほどで、残りは書籍と文具売場。取扱アイテム数は書籍・雑誌、文具で約1万2,000点、コンビニ商品で2,500点。従業員は丸善の派遣社員1人を店長とし、パートが7人。年間180日の営業日数で、営業時間は8時30分〜18時30分まで。年商目標は7,000万円で、うち6〜7割をコンビニと見込んでいる。
新しい需要を掘り起こすため、コンビニ業界は次々と新業態開発を行っているが、なかなか軌道に乗せることができないのが実情。ただ、手をこまねいて従来通りの事業をしているだけでは新しいステージには上がれないのも事実だ。コンビニ以外の様々な業態と手を結んで、チャレンジしていくしかない。
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