大阪の中心部・梅田から阪急神戸線の特急に乗ると14分で西宮北口駅に到着する。駅の南東部に阪急電鉄が手掛けるSCが「阪急西宮ガーデンズ」だ。敷地は7万1,000u、延床面積は24万5,000uにおよぶ。ここに阪急百貨店が2万5,000uの中型店、スーパーのイズミヤが1万uの店舗を開設する。専門店は大小合わせて250店舗となり、賃貸面積は10万uに達する。
西宮北口周辺は大阪と神戸の中間にあり「阪神間」と称される感性の高い消費者がいる文字通り中心の地域だが、撤退したサティ以外、車社会に対応した総合的なSCはなかった。特に駅の北側は中小の市場や商店が入り乱れ、狭い道で消防車も入れないほどだった。皮肉にも13年前の阪神大震災で壊滅状態となり、震災が“再開発”を後押しした格好になった。
駐車場は3,000台。駅とは歩行者デッキで結ばれる。車と電車客を同時に集客できる地の利を生かし、初年度は2,000万人の来場者を見込んでいる。外壁の一部を緑化し、吹き抜けから自然光を取り入れる。屋上にはオープンガーデンも設け、文字通りの「庭園(ガーデン)」SCになる。館内にはNHK文化センター、隣接地には甲南大学大学院のサテライト・キャンパスも進出、モノを売るだけの空間ではないことも強調されている。
広大な商業施設は「疲れるだけ」といわれる一方で、車で親や子、祖父母までの3世代が揃って買物できるSCは「あると便利」な存在だ。最近はファッション性の高い売場ばかりできて、普通のスーパーは影を潜めている。「ええもん、安い」のイズミヤがどんな売場づくりをするのか、今から楽しみだ。
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