埼玉県は日本でも有数のSM激戦地。特にヤオコーとベルクが激しい競争を繰り広げ、まるで【はさみ将棋】のように両社が店舗展開している。どちらも埼玉の優良企業で、業績は株式上場以来、好調を続けている。ただ、営業スタイルは相反する。ヤオコーは個店経営、独立路線、ライフスタイルアソートメント型SM。ベルクは本部主導型経営、イオングループ傘下、トップバリュを中心とした商品展開を行う。
創業50周年を昨年迎え、今年10月中旬に出店予定の岩槻西町店で100店体制となるヤオコー。昨年は50周年記念セールを実施し、今年は既に100店舗達成セールを進めている。来年、創業50周年を迎えるベルクがどのような記念セールを仕掛けてくるのか、興味深いところだ。
8月2日、埼玉県上里町に開業した「イオン上里ショッピングセンター」の核店舗にベルクがオープンした。イオンのSCにベルクが出店するのはこれが初めてだが、「今後も出店の依頼があれば出ていきたい」とベルク原島功社長。2q以内のところに「ベルク七本木店」があるが、ヤオコーを核店舗としたSC「ウニクス上里」も1年前から営業を開始している。ヤオコーの店は年商18億円の予算は下回ったが、土日を中心に集客を増やし、業績は上向いているそうだ。ただ、「ベルク上里SC店」の出店で現在1割ほど厳しくなっており、9月までの状況を見て対策を立て直したいとヤオコー側。「ベルク上里SC店」の年商目標も18億円。「自社競合によって『ベルク七本木店』は10%ほど、『ベルク本庄店』は5%ほど影響が出るのではないか」と原島社長。
「ウニクス上里」の年間来客数は400万人で、年商80億円を見込んでいたが、計画を若干下回った様子。「イオン上里SC」の年間来客数は500万人以上で、年商は推定100億円の予定。来年には両SCとも拡張オープンを計画し、「ウニクス上里」はスポーツクラブや大型スポーツ物販店、レストランを営業させる。一方、「イオン上里SC」も別棟でラウンドワンのアミューズメント施設を出店させる。果たして勝負の行方は…。
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