バロー以外に200店舗の専門店を集めた大型ショッピングモールは、琵琶湖畔の自然環境を最大限に生かし、「リゾート感あふれる雰囲気の中で、買い物や食事を楽しんでもらおう」という“新世代対応”が大きな特徴だ。
豪華客船をイメージしたユニークな外観とモール内部の曲線で構成は、そっくり“マリン仕様”だ。2階のレストラン・フードコートゾーンからは、琵琶湖大橋や比良山系の山々を眺めながら食事ができる。またデッキを降りれば新設された「ピエリ守山港」の桟橋に通じている。
ここから琵琶湖のクルージングを楽しむことができる。琵琶湖大橋周辺を25分かけて巡るミニクルージングの他、草津や大津まで回る本格的な周遊コースが用意されている。 こうしたアイデアに「満員盛況だろう」とカメラを向けたが、乗客はチラホラ状態で、運行担当の琵琶湖汽船の関係者も拍子抜けの表情だった。
「買い物をするのに、わざわざクルージング船に乗るのだろうか」という素朴な疑問が頭をよぎるが「もっとPRに努め、巻き直す。上下船時の汽笛も長く鳴らし、注目を集める」方針だ。そういう間にも、周辺ではどんどん大型店の建設が進んでいる。内陸部では大津一里山のユニー、近江大橋東詰のイオンモール草津、平和堂の堅田店の建て替えオープンなど、既存のイズミヤのSuCなどを巻き込んで、11月のオープンラッシュを迎える。
完全なオーバーストアで、し烈な競争に陥ることは必至の情勢だが、どこが計画通りお客をつかむのか、楽しみになってきた。「ピエリ守山」の核店舗として初めて滋賀県に進出したバローは、普段通りの店づくりで集客している。「毎日いつでもこの挑戦」が、お客の購買心理にどう働くのか、注目したい。
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