「ららぽーとTOKYO−BAY」とほぼ同規模の国内最大級のSCを出店したイオン岡田元也社長。「船橋ららぽーとは長い年月をかけて改装を繰り返しながら今の規模にしてきた。私どもはそれを一夜にしてやろうとしている」と語り、「お客様もテナント各店も慣れるのに時間がかかるだろう。どう時間を短縮し軌道に乗せていくかが課題」と強調する。
イオンはグループをあげて総額800億円の投資をかけて2つのSCを開発し、2階のセンターブリッジで繋げた。岡田社長は「大きいが上に地球への負担をいかに最小限に減らしていくかをテーマに掲げ、エコ化に取り組んだ。お客様への負担をどう減らしていくのか。大きさを感じさせないハード・ソフトの様々な試みを実施した」という。周辺には空き地が広がり、「まだ増床するスペースはある。センターブリッジが涙橋にならないよう最大限の努力をしなくてはいけない」。それにはグループの足並みを揃え、縦割り組織を見直していくことが必要。「我々にはリーダーシップが求められている。グループに優秀な人材は沢山いるが、チームとして持っている力が発揮できなくては成果を上げられない。フルにこのSCの大きさを活用できているとは思っていない。各売場には似たようなものがあり、ダブっているものも多い」と岡田社長。
8月21日にイオンが純粋持ち株会社となって初のSC開業。グループの集大成と今後の方向性を決めるものと意気込みは物凄い。人口は越谷市で32万人、埼玉県で713万人だが、今回のSCは首都圏全域を睨んだ広域からの集客を見込む。日本は1億2,700万人の人口があるが、うち約4分の1の3,400万人が首都圏に集中。これでもまだ小さいと言われるようなSCとしたいとイオン側。年間来場者数は2,500万人と船橋ららぽーとの最盛期を目指す。
越谷市の隣の三郷市では、三井不動産が「新三郷ららシティ」を来年9月までに開業し、年間来場者数は2,000万人超を見込む。施設内にはイトーヨーカドーやシネコン、温泉施設など約200店のテナントが営業する「ららぽーと新三郷」の他、イケアやコストコなどが営業してくる。越谷と三郷という至近距離で巨大SC同士の戦いが始まる。
巨大SCの一角で鮮度勝負のSM展開
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