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No.522-10/27

SMの祭典、社団法人全国スーパーマーケット協会が
全国大会東北・仙台大会開催(アトラクションで青森ねぶたなどを披露)

No.522号

  「異心同体」「よく集まり、よく話し合う」という故堀内寛二氏の信念の下、始まった社団法人全国スーパーマーケット協会の全国大会。その東北・仙台大会が10月9日・10日、仙台を中心に開催された。今回で第26回目。全国からスーパーマーケット経営者などが1,428名も参加する業界最大級の会合に育った。社団法人日本セルフ・サービス協会との合併話も進められており、SM業界の結束は更に進み、発言力はますます高まりそうだ。


  「東北再発見をキーワードに東北にこだわって準備してきた。これまでの全国大会との違いを何か感じてもらえれば幸い」と遠藤須美夫大会実行委員長。10月9日(水)10日(木)の両日、仙台市を中心に開催された社団法人全国スーパーマーケット協会全国大会東北・仙台大会はみちのく大試食会、仙台すずめ踊り、秋田竿燈、青森ねぶたのアトラクション、東北人による講演、仙台・松島観光、平泉観光など、東北の風土、文化を堪能できる企画が盛り沢山だった。


  「みちのく物産大試食会」と銘打った試食会は、秋田きりたんぽ、山形芋煮、青森ホタテ焼など東北6県の名物料理を各県の加盟社が模擬店風に試食を提供。まさに地域の食文化を担うスーパーマーケットに相応しいイベント。昼時と重なり会場のあちこちで試食しながらの談笑の輪が広がり、さながら立食パーティの趣に。こうした和やかな雰囲気で大会は始まり1400名余りの参加者が東北を楽しんだ。


  一方、式典では、横山清協会理事長が、挨拶の中で社団法人日本セルフ・サービス協会との合併に触れ「日本全国のスーパーマーケットが力を合わせようと、協会の統合に取り組んでいる。今のところ早ければ来年8月には日本のスーパーマーケット1,300社の半数以上を組織化した日本最大の社団法人ができる。どんな困難があっても実現したい」と語った。相手の社団法人日本セルフ・サービス協会では現在、話し合いのテーブルに着いたというスタンスで今後の理事会に諮りながら検討を進めていくことにしている。


  大会に来賓として招かれた同協会増井徳太郎会長は挨拶に立って「流通業にとって、お客様にとって良くなるよう、垣根を越えて良いとこ取りしながら、日本のお客様にますます奉仕していきたい。互いに手を取り合っていければ良い。小売業の社会における立場が良くなるよう、メーカーさん、卸さんと共に日本を支えていきたい」と話した。社団法人改革が迫られる中、業界の大同団結が一歩進みそうである。


今週の目次




SJ新店レポート

記念すべき100店目はオール電化の1号店
 ヤオコー岩槻西町店
都市型SM3店目、単身者の多い立地に合わせセルフレジを導入
 イオン南砂町スナモ店


今週の業界トピックス

(財)流通システム開発センター 次世代国際標準バーコード
「GS1データバー」の店頭実証実験開始


イオンの開店状況

2008年度(下期)開店及び開店予定店舗


企画開発力とこだわり戦略

輸入食品問屋のイタリアンフーズ
 曲がり角は商品ではなく売る側のMD意識で決まる
 意欲的なコーディネーターとの取り組みで明日の差別化MDが開く
スーパーに積極的な輸入業者
 アルテヴィータ AGENDA 丸市商店


フリーデンの豚肉戦略 小俣勝彦 営業統括本部長に聞く

一貫システムと監査追跡の徹底
 生産量も大きく信頼性高いやまと豚


関幸雄の流通コラム 流通戦略アドバイザー

内食と中食をカバーするSM、求められる惣菜のシステム化


企業動向

逆風下好調キープ、日清オイリオ・ギフト2桁見込む


食品マーケティング

家庭用すし酢の需要喚起へ
 ミツカン、タマノイ酢が手巻き寿司、マリネ、ドレッシング用途
冷食下期の販売促進に水をさす
 ニチレイフーズ、殺虫剤混入の冷凍インゲンの謎


今週の開店情報一覧


今週の大店立地法公示速報


交差点

果たして商機となるか改正薬事法



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