(1)の阪急西宮ガーデンズは往年の阪急ブレーブズの本拠地「西宮球場」跡地の再開発事業だ。洗練された阪急ブランドと、「ええもん安い」のイズミヤが核店舗になったSCで、関西ならではの取り合わせだ。
(2)はイオンモール草津だ。琵琶湖の自然環境と共生をはかる「エコショッピングモール」が実現した。核店舗のマイカルは、関西では高の原に次いで再生後2店目のサティだが、勢いをこの店舗でも現そうと、ライフスタイル提案型の売場を随所に展開している。
(3)のイオンモール橿原アルルは新設店ではないが、全面改装と大幅な増床で、本格的なモールSCに生まれ変わった。北に10kmの大和郡山市でもSC開発が進められており、「イオン街道」になる日も近い。
(4)は大和ハウス工業がヤンマーのグラウンドや研究施設跡にオープンさせたフォレオ大津一里山だ。滋賀県大津市南部の丘陵地にあり、周辺はベッドタウンとして開発された住宅の他、大学や美術館が点在する文教地区になっている。
(5)のアル・プラザ堅田は老朽化した旧店を全面的に立て替え、湖西地区初のアル・プラザ業態に仕立て直した。近くにあるイズミヤのSuCが着実に根を下ろしつつあり、このままでは独走を許すところをギリギリのところで、セーブした感じだ。
5店の専門店の数を合わせると、857店にもなる。関西初進出の専門店がある一方で、滋賀県の「肉のげんさん」のように、滋賀県内でオープンしたSC3店舗にすべて入っているところも。核店舗もそうだが、テナントについても大競争時代に入ったようだ。
スカート姿が増え、ブーツは当たり前。車は軽自動車がないので、すべて大型で、高級車に見える。クラクションを鳴らす回数が以前の1/10ぐらいに減っていた。地下鉄に乗ったら、車両の中で若いお兄さんが雑誌を売りにきた。「ああ、ここには以前と変わらぬ中国があった」。店舗見学に、ぜひ中国を加えてほしいと思う。「他山の石は、輝いていますよ」。
牛乳問題で分かった食の安全性の温度差
中国ビジネスに欠かせない「現地目線」
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