家電量販店をチェーン展開する業界トップのヤマダ電機は現在、家電製品だけでなく、食品や医薬品、日用雑貨、書籍の販売にも力を入れている。非家電の売場を増やしている理由の一つに、ヤマダのポイントカードを利用しているお客に対してポイント還元の窓口を広げることと同社は答えている。
ヤマダ電機が食品売場を本格的に開始したのは本社機能を上の階に持った群馬県・高崎駅前の「LABI1高崎」からだ。約200坪の食品と医薬品売場の中に食品専用レジを設置。7月の開店当初は冷凍食品や菓子、カップ麺、酒類といった加工食品しか扱わなかったが、11月に弁当・おにぎり、日配食品も追加した。同社は12月5日、横浜市都筑区にオープンした郊外型の家電量販店「テックランドNew港北センター本店」の中にも弁当・おにぎりを含めた食品売場の展開を開始。当面この3店で実験しながら様子を見ると本社側は説明しているが、大阪の「LABI1なんば」にも食品が入ると言われており、いつの間にかヤマダの店には食品売場が当たり前となるのかも…。
家電量販店業界の中で、食品や医薬品、日用雑貨、書籍、玩具まで手を広げているのは、今のところヤマダしか見当たらない。かつてある家電量販店の社長は電化製品売場の向こうに女性の下着が見えたりしたらお客の気が散るといってGMSを痛烈に批判したことがある。だが、業界の垣根が失われつつある今、家電量販店が家電製品しか扱わないという時代は過ぎ去ったのかもしれない。
2002年にイトーヨーカ堂からディスカウントストアのダイクマを買収しているヤマダ電機。今回の新たな取り組みは、加工食品や医薬品も取り扱うダイクマのノウハウを活用して発展させたものだという。ヤマダの売場の大半は家電製品が犇めき、1店当たり70万〜100万アイテムの品揃えがある。超大型店で年商200億円、大型〜中型店で100億から80億円を売り上げる。生鮮食品と衣料品にはまだ手を出していないが、そのなりふり構わない営業政策は非常に不気味。水戸店が営業する同じビルの1階にはCVS「サンクス」も同時オープンしたが、駅と直結していないため、客の入りが少ないように見えた。
お客に正直に、商品も価格も提供する
丸久・アルク廿日市店
RSCの核店舗としては初出店
ベルク伊勢崎スマーク店
ドミナント強化エリアのNSC内店舗
いなげや横浜西寺尾店
「お客様第一主義」を忘れている現場が多発しており、
基本的な躾教育や商品の取り扱い方のマニュアルを再徹底する時だ
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