朝の8時半。元旦というのに埼玉県越谷市に昨年10月から営業しているイオンレイクタウンには館内、出入口前のあちこちで9時開店を前に福袋目当ての人たちで長い行列ができていた。その中心は10代から20代の若い女性たち。オープンと同時に出入口前に並んでいた多くの客が館内を走り出し、一時は騒然とした雰囲気に包まれた。
国内最大級の規模を誇り、合計565店のテナントが営業するイオンレイクタウンでは、昨年3ヵ月間で1,000万人を越える客が来場したが、320店が新春の福袋を販売。1,200種類で7万個(うち核店舗のジャスコでは1万5,000個)という福袋を品揃えした。価格は400円〜1,000万円までだが、売れ筋は5,000円と1万円のもの。1日〜3日までの3日間で90万人の客が来場し、1月4日の時点で5万5,000個の福袋が売れた。
一方、昨年11月に西日本最大級のモール型SCとして開業した阪急西宮ガーデンズ。電車が阪急神戸本線・西宮北口駅に近づくと、車内で「次は西宮北口、阪急西宮ガーデンズ前です」とアナウンスされ、一大スポットとなっている。元日は朝早くから阪急百貨店や専門店の提供する福袋を求める人たちで賑わった。核店舗として入居しているイズミヤでも開店の10時前には2階に30人ほどの行列ができ、5,000円や1万円均一のお目当てのスポーツバッグを買い求めていた。また、1階の食品売場では菓子やインスタントラーメンの詰め合わせといった1,000円クラスの福袋を年賀用に販売。普段着で「ええもん、安い」味わってもらえる店舗コンセプトを追求している同店は、正月の福袋も日常の買回り品を中心にした。
元旦から営業するSC以外の路面型のスーパーやホームセンター、家電量販店、衣料品店では2日から営業するところが今でも多い。当然、各店で2日から福袋を用意。1万円の商品券プラスαの食品や雑貨といったものは即完売となったところもあったが、家電製品の一部は限定数量にしたものの正月を過ぎても売れ残り、不景気の影響かと不安になる。売れる福袋がある一方で、売れない福袋も店頭に残った。消費の選別がより明確化した今年がスタートした。
日本チェーンストア協会 会長 林 紀男 氏
日本スーパーマーケット協会 会長 清水 信次 氏
中長期のスパンで成長を目指す
サミット社長 田尻 一 氏
M&Aを集大成し経営基盤を確立
さえき社長 佐伯 行彦 氏
惣菜実演厨房を売場中央に配置した新型モデル
Odakyu OX池尻店
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