イオンリテールは1月27日(火)に「アコレ千川店」(東京都豊島区千早4−40−14)、2月1日(日)に「アコレ平和台1丁目店」(東京都練馬区平和台1−37−15)を立て続けにオープンした。ディスカウントマーケット「アコレ」はイオンが開発した新業態店、売場面積100坪ほどの小型食品ディスカウントストア。1号店は昨年9月30日に平和台駅前店(弊誌2008年10月13日号の新店レポートで掲載)を出店としている。
アコレ1号店を出店した時期は、ちょうどイオングループが総力を結集して埼玉県越谷市に開発した巨大なショッピングセンター「イオンレイクタウン」(グランドオープンは10月2日で、ソフトオープンは9月26日から)のオープニングと重なったため、あまり世間で騒がれることなく静かな船出となった。現在も都内でひっそりと3店を実験中だ。各店とも駐車設備は持っていないが、平和台1丁目店だけは隣の郵便局前にあるコインパークを利用でき、1,500円以上の購入すると30分の駐車補助券を渡す仕組み)。駐輪場も平和台駅前店で10台ほど置けるスペースがある以外はない。3店ともマンション1階部分への居抜き出店で、上の階は居住スペースとなっている。
取扱品目は1,200アイテム。通常のスーパーの約6分の1と極端に絞り込み、イオンのPB「トップバリュ」を300〜400品目品揃えする。生鮮食品も定番に絞って販売し、野菜や果物、牛肉以外の鶏肉や豚肉、刺身、塩干を提供。アウトパックの弁当やおにぎりをレジ近くで陳列する。この他にパン、和日配、牛乳、飲料、酒類、菓子、調味料、日用雑貨品をEDLPで販売。陳列方法の基本は段ボールのまま。チラシによる期間限定の販促は原則行わない。レジは2、3台で、支払いは現金のみ。クレジットカードは利用できない。レジ袋は有料で提供する。
食品DSのビッグ・エーに似ているが、品揃えはさらに少ない。原則24時間営業のビッグ・エーに対して、アコレの営業時間は1号店が7時〜25時、2号店が8時〜24時、3号店が8時〜23時。今後の展開については今のところ未定とイオン側は説明する。
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