愛知県稲沢市はユニーの本社所在地で、新幹線沿いには自前の大型HCや家具店、シネマなどを配したアピタタウンを出店している。こちら、東海道本線沿いでは、ファッションに特化したモール型SCに性格を変えている。
これまで展開してきた「ウォークシリーズ」のモールはアピタと専門店棟が一体だったが、リーフウォーク稲沢では、道を挟んで完全に「2分化」した。互いは解放感があるガラスのブリッジで結ばれている。
これは、専門店と量販店がごっちゃになることで、お互いが埋没してしまって、SCそのものの性格がぼやけてしまう反省から、分ける方向でまとまった。お互いが競合することで、本来の「競合状態」を取り戻す効果があり、店舗の特性が明確に認識される。
周辺の再開発はこれからだ。隣接地には「駅まで5分、名古屋まで最速10分」と大書きされた横断幕を張った大型マンションが建設中だ。モールは、アピタタウンとは5kmの距離だが、すみ分け可能と見る。目下の課題は名古屋市西区に4月21日オープンの1.5倍の規模があるイオンモール「モゾ ワンダーシティ」対策だ。
ガスコージェネレーションシステム、壁面や屋上の緑化、ドライミスト(霧の放射冷却でする局所冷房)の設置、LED照明の採用など“ユニー初”が多く並ぶ本格的なエコストア仕様。稲沢市のレジ袋有料化にも、いち早く応じた。
1年前なら日本一景気のいい街として羨望の的だった中部地方も、自動車産業の業績悪化で、足元は不安が先行している。環境に配慮したさまざまな取り組みも、経済そのものの“エコ化”にはいかんともし難い。地合いの悪さをボヤキたくもなる。
改正省エネ法施行を控えその対応を聞く
第6回 ライフコーポレーション
店のニーズ対応、雇用維持を前提に環境問題に取り組む
ライフコーポレーション社会・環境推進部長 奥野 宏 氏
マルエツの総合力を結集したミニSM
ポロロッカ西早稲田駅前店
自社競合で業績低迷した店をDSに転換
カスミ・FOOD OFFストッカー石岡東店
操車場跡にお目見えした本格的な環境第一の「エコストア」
ユニー・アピタ稲沢東店
駅ビル地下食品フロアに生鮮3品のない小型店
成城石井アトレ目黒店
健康を損なうものは禁止
トーホー 昨年8月に持株会社に移行、新中期経営計画で利益優先
料理冷食のSMバックヤードへの新対策
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