不況の影響で小売各社が低価格PBに力を入れている。大手ではイオンの「トップバリュ」と「ベストプライスbyトップバリュ」が急拡大。セブン&アイホールディングスも最近「セブンプレミアム」と「ザ・プライス」の2ブランドで展開を始めた。西友はウォルマート仕様の「グレートバリュー」を販売。共同仕入機構のPBではシジシージャパンの「CGC」、ニチリウの「くらしモア」、八社会の「Xマーク」、コプロの「生活良好」などがある。
日本の小売業ではダイエーと生協が他社に先駆けて1960年代にPBを開発したが、一時は隆盛を極めたダイエーのセービングも姿を消し、生協のコープ商品は餃子食中毒事件の影響を受けて大きくイメージをダウンさせている。
8月21日からユニーとイズミヤ、フジの3社共通で販売開始する新PB「スタイルワン」は、「トップバリュ」や「セブンプレミアム」のように低価格で品質重視のブランドで、日常生活に欠かせない買い回り頻度の高い商品で構成する。ユニーは既存のPBとして「eプライス」、イズミヤは「グッド・アイチャレンジ」、フジは「くらしのモルト」を販売してきたが、3社とも今後1年ぐらいかけて「スタイルワン」に切り替えていく計画。
「スタイルワン」はNB同等品の3〜5割安の売価設定。当初は食品90、住関品10の計100品目を販売し、初年度は年間売上100億円を目指す。衣料品も来春を目処に発売開始。2年後には全体で400品目・400億円の年間売上高を目標とする。PB戦略については単独企業で大手に対抗するのは難しいと判断。3社とも展開エリアで競合関係にはなく企業風土も似通っていることが、共通のPB開発へと結びついた。新PBは製造者名を併記し、価格は3社とも基本的に統一する。商品開発は各社持ち回りで進め、PBのための共通の事業会社は設立しない。和日配や和風調味料、和菓子については各社独自で「スタイルワン」を開発する。
3社合わせた年間売上高は食品で8,300億円、住関品と衣料品で各2,300億円の規模があるが、3社の合併については否定し、今後もそれぞれ独立した経営を続けながら連合していく。
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