「マルナカが出てきて、値段だけの競争では店にメリットない。グレード、売り方でお客様の目先を変えることはできないか考えていたところ、他からアイデアを貰い、社内でも一番でやってみることにした」と、店内軽トラック市を手がけたサンシャイン高須(高知市高須1-17-26)の荒井茂雄青果担当。同店では9月5日に第一回目を実施し、9月末に2回目を実施、大きく売上げを伸ばした。
青果売場の産直コーナーの中央部に従業員の父親から借りた軽トラックを前日閉店後に搬入。じゃが芋、人参、たまねぎを荷台からこぼれるように陳列。詰め放題で300円と1000円の袋を用意した。当初、300円と500円の袋にする積もりで1000円の発想はなかったが、大袋に詰めていたら「1000円で売れる」というパート従業員の意見でやってみた。当然、見せ筋と思っていたら全体の3割も1000円袋が売れた。主婦の感覚はすごい、と荒井担当。
1回目は20万円の予算で商品を用意、午後5時半には売切れた。2回目は2.5倍の商品を用意し、40数万円を売った。3品では同店最高の売上げになった。2回目にはカレーの鍋スープを朝から夕方までマネキンを付けて試食販売したところ、77袋も売った。平均で月間40袋の商品なので、1日で2倍近く売ったことになる。1品売価は平常価格より安い程度という。
こうした軽トラック市。年末など駐車場を利用して店頭で行われているのを見かけることはあるが、店内では珍しい。同店でも「以前、店頭でやったことがあるが、行商みたいになってあまり売れなかった。今回とはお客様の反応が全く違う」(同担当)という。 同店ではりんごやキャベツを天井近くまで積み上げて単品大量陳列する「ボリュームサプライズ」にも取り組む。「まず気付いて寄ってきてもらう」作戦で客数を増やしている。不況下、知恵を絞った集客力が問われている。
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