ヨークベニマル、ヨークマート、それにシェルガーデンを加えたセブン&アイ・ホールディングスのSMセクターのエリア別事業戦略が着実に進行しているようだ。
まず、3ヵ年計画で取り組んでいるヨークベニマルとヨークマートの本部機能の統合は店舗開発・設計、商品コード、情報システムなどで先行、人事交流による風土の共通化なども進み、ヨークマートの経常利益率は3%にまで回復してきている。来年3月には本部の組織・機能を完全に統合し、ヨークマートは営業に専念できる体制になる。そうすることにより「ヨークマートは早い段階で経常利益率4%を出せるようにする」(大高善興ヨークベニマル社長)考えだ。
今回の店舗デザインの一新と両社共有化は統合へ向けての象徴だが、ヨークマートとしても収益の出るフォーマットが出来つつあることから、来期はヨークベニマルで12店、ヨークマートで4〜5店の積極出店を計画する。ヨークベニマルでは300店までのキャパシティを持つ情報システムを構築していて、「出店をし続けることによって販管費を下げる」(大高社長)戦略を展開する。ただ、東北と首都圏では土地代、人件費、客層など「コスト構造とマーチャンダイジングが違う」ことから、合併はしないで「各社で顧客満足と利益の出せるフォーマットを作り」、それぞれが事業会社として運営する方針。
先ごろ、西武百貨店渋谷店に出店したシェルガーデンはベーシックにワンランクアップ商品を加えた都市型SMの実験店と位置づけていて、今後、都内23区内ではシェルガーデンで展開する構想だ。東北はヨークベニマル、首都圏3県はヨークマート、23区内はシェルガーデンというセブン&アイのスーパーマーケット戦略がかなり明確になってきている。
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