駅の階段を降りて、新たに設けられた南改札口の入口付近には惣菜類を配し、お客の利便を図っている。全体のアイテム数は絞り込んでいるものの、個食・少量品パックのバラエティを増やし“駅直結ニーズ”にこたえている。
JR玉造駅の天王寺寄りの隣接駅は焼き肉の匂いが漂うホームまで立ち昇る鶴橋駅だ。その高架下は戦後の闇市の雰囲気を今に残している。1km離れた場所で戦後60数年を経た流通の今昔風景が見られるのは全国広しと言えども、ここだけのことだ。
ところで、出店を再開した近商ストアは、今後は年間2〜3店舗のペースで出店を続け、現在の44店舗を早期に50店の大台にまで増やしたいとしている。今後の出店計画で明らかになっているのは2010年4月に予定している「ハーベスあやめ池店」(近鉄奈良線・菖蒲池駅前)、6月の宿院店(堺市堺区)、8月の上本町店(大阪市天王寺区)などだ。
菖蒲池駅の北側一帯は、あやめ池遊園地の跡地を近鉄不動産が再開発しており、近大付属小学校や幼稚園のほか、医療・福祉施設、外食ゾーンなどにマンションや住宅が張り付く予定で、平城遷都1300年祭の年に街開きを迎えることになった。駅前に出店する近商ストアは基礎工事の真っ最中だ=写真。
消費低迷は、スーパー各社の出店意欲を衰えさせ、価格訴求のディスカウント型店ばかりが増えていく。そんな中で、一度は投資ファンドの手に渡ったものの、近鉄が買い戻し、再発進する「近商ストア」に注目したい。 (8〜11ページにも「新店レポート」を掲載)
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国分 テストキッチン兼プレゼンテーションルーム開設
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東武ストアふじみ野ナーレ店
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成城石井シァルプラット東神奈川店
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ザ・ガーデンプラス シブヤ
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