「コンビニ弁当はスーパーの安売り弁当に客を奪われている。何とか主婦にローソンへ来てもらえるよう、(他社が)マネできない、アルバイトでも簡単にできる仕組み」の構築を課題に実験してきたとローソン新浪剛史社長。「できたて弁当に対する客の反応は根強く、ベンダー製造弁当とは全く認識が違う」と言い切る。同社はできたて弁当の実験を2004年に札幌市で開始し、その後、東京など店内調理実験店を複数展開。直火を使った調理から電子レンジによる加圧調理システムまで様々な模索を繰り返した。「年間10億円、これまで70億円以上の投資をかけてきた」と新浪社長は振り返る。
今回発表した「ローソン神戸ほっとデリ」は「何としても加盟店の廃棄を減らしたい」(新浪社長)と開発。コンビニ業界全体として、「廃棄を出さないと売れないという仕組みはおかしい」と強調する。客の目の前で、トゥオーダーで製造し廃棄を減らす。廃棄ロスはベンダー製造弁当と比べ5%から1%へと5分の1に削減可能。実験店では全体の売上が20〜25%拡大しているという。新店と同時に既存店の店内に導入。店内厨房とビュッフェは4坪のスペースがあれば設置でき(専用人員2名)、10数坪の小型店でも可能で、2010年度に200店、2015年度までに1,000店、小型店中心に最大3,000店体制を目指す。
「ローソン神戸ほっとデリ」の仕組みは、効率よく調理できるよう、調理済みの食材と調味料を部品のように組み合わせた「パーツアッセンブル方式」を採用。調理器具はオール電化。実際の売場では3つのサービスを実施し、@目の前でオムライスや豚焼肉などを調理する「ライブキッチン」Aカレーやビーフシチュー、ご飯などのセルフ盛り放題コーナー「彩りビュッフェ」Bピークの昼食時間帯に作り置きで提供する店内調理の「できたて弁当」を提供する。通常は11時〜20時を基本にコーナー化し、カレーやビーフシチューバイキングコーナーは24時間提供する。
通常のローソン1店当たりで1日50〜60食の弁当しか出ないが、「ローソン神戸ほっとデリ」導入の実験店では250〜300食(390円)に増える。昨年9月に1号店として「ローソン姫路豊沢町店」を開発し、今年3月には2号店「ローソン大井店」。今後は「日販30〜40万円の店を閉めずに復活させるために導入し、70〜80万円の日販の店は後回しにする」(新浪社長)。プラス10万円以上の日販を狙う。
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