東大阪市に本部がある万代だが、最近の出店エリアは大阪府下一円から兵庫県へも拡大している。中でも山と海に挟まれた狭い地域にびっしり人口が張り付いた神戸市内は、物件さえ出れば、狙いどころだ。
魚崎店は神戸市内の店舗では春日野道(中央区)、小束山(垂水区)、神戸星和台店(北区)、北須磨店(須磨区)、伊川谷店(西区)に次いで6店舗目の出店だ。西宮、伊丹、宝塚、川西、尼崎にも店舗を拡大している万代にとって、次のドミナント化は兵庫県下ということになる。
ところで、東灘区魚崎周辺は、昭和13年の阪神大水害、昭和20年の阪神大空襲、それに平成5年の阪神大震災と3度も「大災害」に見舞われた土地だ。その都度、不死鳥のようによみがえり、今は耐震の高層マンションが数多く建設されている。
戦前から消費者運動をリードしてきたコープこうべの本拠が近くにあり、ダイエーが業容を最大限に拡大した港町・神戸。大震災の経済的な打撃は大きく、表面は復興したが、2重ローンを抱える人も多く、安さと品質・鮮度が伴ったスーパーの出店に住民は大歓迎だ。
好調を続ける万代・魚崎店の北東2km、国道2号線沿いの神戸相互タクシー跡地にライフ本山店が年内にもオープンする。大店法の届け出でも売場面積は4,000クラスと大型。万代とライフはともに神戸では新顔に属するスーパーだが、パワーは強力。既存の各社にとっては「どうやって対策を立てようか」と誠に頭の痛い出店でもある。
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