今回、弊社主催のセミナーで講演いただいた講師は多士済々です。イトーヨーカ堂(IY)の青木繁忠取締役執行役員はプロモーション、イオンリテールの菓子豊文執行役員は商品、東急ストアの斉藤隆部長は店舗運営、楽天の片田浩志事業長はサイト運営、それぞれのプロが揃った。
ネットスーパー事業で先行するIYの青木氏は変化する消費者の購買行動や心理を分析。これに対応する小売側の変化の必要性を説き、試行錯誤しながら、ネットスーパー拡大の経緯と成果を実績に基づき語った。
後発のハンディを克服、ネットスーパー事業の急拡大を目指すイオンリテール菓子氏はイオングループの店舗集客力、イオンカード会員2,000万人、PB品トップバリュをフックに急成長を続けるB to C−EC市場で勝負ができると抱負を述べた。
東急ストアの斉藤氏と楽天の片田氏は、初期投資を抑え、短い準備期間で参入、徐々に会員を拡大し、ドミナントエリア深耕する基本戦略と手法を披露、プラットホーム提供者と実務推進者の意気の合ったところを見せた。参入に意欲のあるSM企業にとって、参入障壁が低くなったとの印象を与えた。
青木氏はネットスーパー事業においてはリアル小売業の経験の必要性は全くなく、既存へのこだわりがネット事業の妨げになると強調。ユーザーを購買に導く6つのプロモーションの具体的効果を例示。また、1店舗の会員数が2,000人を超えることが黒字化の条件とした。
菓子氏はイニシャル、ランニングコストを勘案した会員募集手法とメーカーとコラボによる販促、ネットスーパー、トップページ作成の工夫などについて独自の視点から見解を示した。
先行リードするIYを追いかける各社が今後どのような戦略を採るか、検討する際にサジェスチョンを与えるセミナーとなった(本誌2〜10頁にセミナー講演内容の一部を掲載しています)。
最小のコストで最大の効果を上げるための仕組みを模索
イオンリテール 菓子 豊文 氏
何よりもデータ分析。そして楽天会員6,200万人が強み
東急ストア 斉藤 隆 氏 / ネッツ・パートナーズ 片田 浩志 氏
壮大な構想膨らむIY堂のネットスーパー事業の現状と将来
イトーヨーカドー 青木 繁忠 氏
生活シーンに合わせた売場、同社初の2フロアの居抜き
MrMax南船橋店
活気ある商店街立地でスクラップ&ビルド
マルエツ元住吉店
猛暑日多く、盛夏商材動く、景況感DIも50超える
回復傾向顕著に、コンビニ、14か月ぶりに既存店プラス
グルメ&ダイニングスタイルショー秋2010開催迫る
顧客の感動・歓喜・大喜び
伊藤ハムと味の素の資本系列、農水省の基準承認受け
「食べるラー油」どこまで広がる需要の裾野
※冷食にも「具入りラー油がうまい!ザーサイ炒飯」など登場
フジッコ「こだわり煮豆」〜「おかず畑」シリーズに新戦略
「流通のからくり」を公開した商売を
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