東京都西部と神奈川県東部などでSMをチェーン展開する三和は11月9日から、東京都町田市の「フードワン森野店」で、2008年12月から実施しているペットボトルの回収に加え、家庭内で出る新聞やチラシ、雑誌、カタログなどの古紙回収も始めた。軌道に乗れば三和が展開する他の大型店20店にも拡げる計画という。店頭設置のリサイクルステーションに家庭内で出る古紙やペットボトルを持ち込めば、ペットボトル1本当たり5ポイント、古紙1kg当たり10ポイントを発行し、累積1,000ポイントに達すると「フードワン森野店」で使用できる100円の買物券を発行する仕組み。地域密着型のSMが環境意識の高まりに応える形で、新しい取り組みが始められている。
「フードワン森野店」では2008年12月から設置している空きペットボトル自動回収機に併設し、11月9日から古新聞や古雑誌・チラシ回収サービスも始めた。来店客に告知するため、11月9日〜11日まで古紙5kgまたはペットボトル10本以上投入すれば抽選で、同店で利用できる500円の買物券が当たるスピードくじ抽選会を行った。同時に11月9日〜14日までエコポイント2倍キャンペーンを実施。11日木曜の夕方にはリサイクルステーションの前に10人強の行列ができる賑わいをみせたが、9日〜14日までの総利用者数は空きペットボトルが1,932人、古紙が487人。ペットボトルの回収本数は1万3,422本、古紙は4,368kgだった。
「フードワン森野店」では今回、スイカやパスモなどの交通系ICカードのポイントも加算できる日本初のエコシステムも導入している。同店の空きペットボトル自動回収機は、月間で1.5〜1.9t(1本当たり約40g)回収しており、隣で営業している「オーケー町田森野店」の2倍の量がある。ただ、ペットボトルの回収は月2.5〜3t回収しないと採算に合わないため、空きペットボトルと古紙回収を組み合わせたリサイクルサービスを開始。古紙を月間20〜25tペースで回収できれば採算ベースに乗せられる見込みだ。
ペットボトル自動回収粉砕機は10年前から市場に出回っているが、あるメーカーでは現在、首都圏で159台、中部圏で142台にとどまっている。伸び悩んでいる原因は、1台当たりの月の基本レンタル料が7万2,000円、メンテナンス料も含めると10万円前後が店の負担となること。さらに、ペットボトルの回収量だけでは採算に合わすことが難しい点が挙げられる。
首都圏の酒類DS「マインマート」の直営14店では11月15日から、アルミ缶回収サービスを開始し、アルミ缶の自動回収機を店頭に設置している。今後はペットボトルだけではなく、缶飲料や廃油、生ごみなどを組み合わせて店頭で回収し、その店独自で使える買物券と交換できるエコポイントシステムを導入するスーパーが増えて地域の人に認知されてくれば、店頭でのリサイクル回収量が増え、地域密着型の食品スーパーの固定客づくりにも繋がる可能性が高い。
プレッツェルジャパン 世界最大のプレッツェルチェーン、池袋に日本初出店
マキヤ DSと業務スーパーは堅調、SMポテト苦戦
アルビス 9月から新小売基幹システムの運用開始
日本フランチャイズチェーン協会 2009年度の総店舗数は0.4%の微増に
相鉄ローゼン 流通強化狙いグループ子会社を再編統合
丸和 新たに5店の閉鎖を決定し、昨年11月から計21店を閉鎖
ワークマン 98円作業手袋が年間300万双のヒット商品に
専任バイヤー、有力テナント配置で上質スーパーを運営
ユニー ピアゴ ラ フーズ コア徳重店
競合店開店の前に高質SMに転換して機制を制する
サンシャイン ミサト
惣菜強化した駅前の24時間営業店
東武ストア馬橋店
良い商品を開発・調達し、人間力で売っていく、本物の時代に
ポンパドールの普及・定着と関連商品導入の41年
料理の参考にくくりと表示の改善図る
日本アクセス、岩塚製菓、サッポロHD
下期、市販用冷食の売れ筋を追って
アクリフーズ、新商品「お弁当のおかず」メニューにヒット継続
※行事向け、年末年始に「ピッツァ パーティーパーティー」
日清フーズ、新商品にヒット含みパスタ多様化さらに推進
「大河」VS「清流の経営」
Copyright (C) Store Japan co. All Rights Reserved.