「自分の好きな時にスーパーに出向けば、車から降りずに商品が受け取れます」――ハンバーガーショップでおなじみのドライブスルーがネットスーパーで実現した。12月1日、和歌山県を本拠とするオークワが、大阪府南部にある和泉小田店の店舗の一角でサービスを始めたもので「日本初登場」の触れ込みだ=写真。 ネットスーパー手がける社は増える一方だが、注文した商品を、お客自らが指定時間内に車で取りに行くものだ。「商品が届く時間に家にいなくていい」と仕事を持ち、子育て真っ盛りの主婦にとっては朗報だ。便利さを実感するために実際に会員登録し、体験してみた。
まず、パソコンを立ち上げて、ネット会員に登録する。携帯でも可能だ。配達地域が限定されているネットスーパーとは違い、こちらから商品を取りに行くのだから、遠隔地でもOK。記者の場合は、高速を使って40km走ってきた。
店舗の側面、駐輪場から搬入口に掛けたあたりに、ドライブスルーゲートがある。軽自動車に乗った20代前半の主婦が先客にいた。後部座席には5〜6歳ぐらいの子を筆頭に男の子が3人ひしめいている。売場に連れて行けば、あっちこっち動き回って、収拾がつかなくなるやんちゃ盛りだ。この主婦は店内で買物する20分を省いた勘定だ。
ゲート内のボタンを押し、名前を告げると「しばらくお待ち下さい」と返事があって、文字通りしばらくすると、裏から台車に注文商品を乗せた女性がやって来て、手渡ししてくれる。大きな商品は後部座席やトランクに入れてくれるサービスも。
支払いは予めカード決済しておくか、その場で現金払いをしてもいい。佐地正博ストアマネージャーは「病院の診察待ちで子どもを置いて、商品を取りに来た人もいる」と話す。店内でピッキングした商品は「従業員の品定め」の関門も通過しているのもいい。
帰り道、信号待ちではないのに、車が渋滞しているところが2ヵ所あった。何だと思っていると、マックとモスのドライブスルー待ちの車の列が影響したミニ渋滞だった。「銭湯に行くのに、車を利用するとは」−−と揶揄(やゆ)された時代から、幾星霜。時代は確実に変わってきたを実感した「ドライブスルー体験」だった。
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