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特集 スーパーマーケット・トレードショー
食の祭典スーパーマーケット・トレードショー始まる
今年もいよいよスーパーマーケット・トレードショーが開催される。2000年代に入り定着した、オリジナリティー溢れる「こだわり商品」のブースは今年も健在だ。2000年代最初の10年はいわゆる「こだわり商品」の黎明期とも言える。2011年に入り「こだわり商品」は新たなスタートを切る。今号ではトレードショーでの「こだわり商品」の先駆者とも言える五味商店寺谷社長、イタリアンフーズ高橋社長のインタビューを中心に次世代の「こだわり商品」について特集する。
ストーリーのある商品
スーパーマーケット・トレードショーが2月8日（火）〜10日（木）の3日間、東京ビッグサイトで開幕される。45回目となる今年は、過去最大規模でもある1,119社・団体、2,390小間が出展。ますます盛況を見せている。日本最大の商談会となったSM・トレードショーでは、今年も高品質でオリジナルな商品特性を持った「こだわり商品」メーカーが多く出展している。五味商店、イタリアンフーズ、国分、地域資源セレクション、こだわり食品フェアなどが出展。3日間通しても、会場を周りきれるかどうか。
1月28日、都内にオープンした「ピーコックストア＠中野マルイ店」では様々な「こだわり商品」を目にすることができた。人気が定着したアサムラサキの「かき醤油」のリピーターの声から生まれた「かき醤油ポン酢」、春月の「おたふく豆」、今年のトレードショーでも展示されるであろう商品がずらりと並ぶ。こういった売場を見ると、トレードショーなどの「こだわり商品」の普及は順調に進んでいるように見える。しかし、多くのスーパーではまだまだ「こだわり商品」にはお目にかかれないのも現実だ。
例年、トレードショーに出展し、賑わいを見せているイタリアンフーズの高橋社長、五味商店の寺谷社長はともに「メーカーに商品を販売する力を持ってほしい」と口を揃える。高いけど美味しい、という「こだわり商品」の代名詞だけでは商品の魅力は伝わらない。なぜ高くて、なぜ美味しいのか。そのストーリーも含めて商品を知ってもらう。大手企業ではないメーカーに大きな宣伝を続けるのは難しい。しかし、現在ではツイッターなどのソーシャルメディアの発達も目覚しく情報は縦横無尽に飛びかっている。「桃ラー」の爆発的ヒットを見れば、その威力は一目瞭然だ。大きな販促費のかかる宣伝をしなくても、まず目の前の消費者に訴えかけていく努力と工夫さえあれば、商品の良さは消費者から消費者へ円のように拡がっていく。
SMトレードショーは、目の前の人間（バイヤーなど）に訴えかける販売力が何よりわかる場所である。どういった出展メーカーに出会えるか楽しみだ。
今週の目次
ＳＪ新年社長インタビュー
創業50周年を迎え、攻めの姿勢に転換
ライフコーポレーション社長 岩崎 高治 氏ＳＪ新店レポート
駅前商店街立地の「安心・安全店」ちょっといいものが揃う最新SM
トキハインダストリー若草公園店
SM空白地帯に食品・日用品フルラインの品揃え
マルエツプチ東日本橋三丁目店特集 スーパーマーケット・トレードショー
2011豚肉の現状と課題 フリーデン小俣勝彦流通本部長に聞く
提案は「小さくなった売場のスケールを改善すること」
発掘と提案の11年 こだわりの黎明期築いた五味商店
混乱と混迷時代に零細企業の結束で次代の道拓く
多様化時代のMD イタリアンフーズ〈輸入こだわり食品の課題〉
「こだわり」はいい原材料とストーリー性から生まれる
こだわりの注目商品 売場活性化に貢献するメーカー
タクセイ 九州産野菜6種類を使った「国産野菜ふりかけ」
程野商店 愛媛の冷蔵庫に必ずある用途の広い「松山あげ」
鈴商 世界一辛い唐辛子を使ったデスソース
アルテヴィータ 高級感溢れるフレークタイプの塩今週の業界トピックス
ピーコックストア 新社長に樋口雅一氏が就任
寺岡精工 有人スキャニングとセルフ精算による新・チェックアウトシステムカスタマー ディライト・27 顧客の感動・歓喜・大喜び 小澤信夫
えー、私のこと覚えてくれていたの！さすがプロの販売員さんねー
企業動向
日本製粉、小寺常務が春の新商品発表で施策方針語る
食品マーケティング
春の冷食、新商品 高齢化を背景に「調理済み」対応は拡充方向
※テーブルマーク、食卓用、弁当用など開発品絞り込む
※日清フーズ、上質化でファインセレクションの商品強化
※日東ベスト、「ご当地グルメ麺フェア」を提案今週の大店立地法公示速報
交差点
箱売の中身確認で“爆弾”を事前除去
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