M9の巨大地震の恐ろしさが現実のものとなった。犠牲者は2万人とも。直下型とは違い、海溝型の巨大地震の怖さは想像を絶する大津波だ。東北から関東にかけての太平洋岸500kmに及ぶ沿岸の市町村を飲み込んだ。インフラを担うスーパーやコンビニ、ホームセンターの被害も多かったが、残った店舗には「取り残された人たち」が身を寄せ合う。「想定外を想定」しないと――巨大地震は過去の震災から得られた教訓とは、格段に難しい課題を突き付けた。被災地から離れたところの、様々な「震災体験」を追った。
ニュージーランド地震の犠牲者の身元が次々と明らかになる中での揺れだった。記者は震源地から800km以上離れた大阪・梅田のデパートの10階にいた。間近に迫ったJR大阪駅前のデパート戦争の写真取材のためだった。
「これだけ売場面積が増えると大変ですよ」案内係腕章を付けた男性社員と話している時だった。一瞬、めまいかと思った。「ゆらっ、ゆらっ」周期が長く、動きが重い気持ちの悪い揺れ。「地震?」。「ゆっさ、ゆっさ」と足元が揺れた阪神大震災の悪夢がよみがえる。これは、ただ事ではない。
「おかしい、地震よ!」女性の買い物客が声を上げ始める。「このビルは大丈夫です、そのまましゃがんで下さい」。我に返った女性従業員が声を出した。皆、素直に従う。家に電話をした。家人はテレビを付けていた。「震源地は宮城沖。M8クラス」――周りに聞こえるように、大声で叫ぶ。皆が納得した顔を見せてくれた。その間、およそ5分の出来事だった。
的確な誘導と情報。とっさの時にどう行動すべきか、危機管理はマニュアルを超えた想定外の問題を突き付けてくる。東京では帰宅困難を初めて経験、「計画停電」も始まった。間引かれた鉄道は、いつも以上の通勤困難を伴っている。
水、おにぎり、パン、カップ麺、薬、灯油、懐中電灯、乾電池、ローソク、カセットコンロ、灯油。「流通業は社会のインフラだ」。今回の震災でこのことがようやく買い手、売り手の胸に確実に入り込んだ。
菅総理は「戦後初の国難を乗り切ろう」と国民の結束を訴えた。スーパー、コンビニ、流通業界はもう「下手な想定などすまいと思う」。100年に1度、1,000年に1度の揺れに「流通魂」を注ぎ込みたい。
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