ホテルや旅館の朝食では定番になっている「バイキング形式」をスーパーの惣菜売場で展開する「Green's K」。「ホット(出来立て)」と「コンビニエンス(便利)」が一体となった今までにない新しい「Deli Style Market(デリスタイルマーケット)」がブレーク寸前だ。素材を提供する神戸物産と販売のオークワが2010年6月に合弁会社を設立し、大阪府和泉市のオークワ和泉小田店に店内店を導入。4月8日に大阪府高槻市にオープンした「高槻大塚店」では新店としては初めての売場がお目見えした。この取り組み、お客の目線ではどうなのか、ベテラン主婦の意見を聞いた。
店内に入るとベーカリーに次いで惣菜売場が広がり、メイン通路に「Green’s K」が舟形で展開している。鶏の唐揚げや黒酢がらめ、チーズ入りハンバーグ、千切り大根のうま煮、ポテトやゴボウサラダといった惣菜が約50種類並ぶ。
大390円、小210円。2種類の専用容器があって、これに好みの惣菜を入れる。専業主婦歴35年。生協やスーパーを使い分け、3度の食事作りから、弁当まで“お母さんの味”を提供してきたベテラン主婦はこの日、麻婆ナスと豚のあんかけ煮やブロッコリーをゆでたものなどを選んだ。
いわゆる「業者の味」には大変厳しい評価をしているが、家で作るとどうしても臭みが残る「鳥レバーの甘辛煮は納得の味だった」。「青菜炒めなどがあればいいのに…」。
バイキングではいろんなおかずを皿に入れると味が混ざってしまい、せっかくの料理が台無しになってしまう。「詰めすぎると味を損なうことがあります」と注意書きはあるが、「たくさん詰めないとソン」という意識が働くものだから、パンパンに詰める人が多い。
大には4つ、小のパックには2つの仕切りがあり、2人所帯では十分な量だった。ちょっとずつ、いろんな味を楽しみたい人には仕切りを多くしたパックを用意するか、バランや小さなカップを添えておけば「満遍なく売れていい」と思うが、いかがなものか?
「Green’s K」の売場は壁面にもある。ごはんやルー、トッピングをお好みで盛り付けてレジで精算する「ホットセルフバー」やオムライスなどを注文してから調理する「オーダーサービス」のコーナーは、バイキングと比べて利用者は少ない。一工夫ほしいところだ。
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