山梨県に11店のSMを展開してきた、いちやまマートは4月20日(水)、「いちやまマート諏訪店」をオープンした。長野県諏訪市にあり、同社は初の県外店舗。付近は21時閉店のSMばかりだが、同店では22時まで営業し、18時以降の売上構成比が1日の25〜30%を占める。夜は客が来ないというこの地域の常識を覆して成功している。価格競争の激しい場所だが、同社では高付加価値商品も投入して受け入れられている。一例が表紙の写真のワイン売場。ナチュラルチーズと生ハムを近くに配置して、新しい食生活を地域に提案する。記念日用のワインとして購入していく客も多いという。
諏訪湖の南側にある長野県の諏訪市と茅野市を合わせると10万人を超える人口がある。諏訪市内に、山梨県を地盤としているSMチェーン・いちやまマートが4月20日に新店を出店した。山梨県以外では同社初の店舗となり、今後はこの諏訪店を起点として、周辺のドミナント展開も計画する。
「いちやまマート諏訪店」から直線で100mの距離にディスカウントタイプの「西源諏訪店」が10時〜20時まで営業。同店は1995年8月に出店した問屋直販形態の倉庫型安売り店。一方、国道20号線を1.4q南下した諏訪インターの脇には「バロー諏訪店」が10時〜21時で営業。かつてベルシャインだった店舗に居抜きで2009年9月にバローが出店した。2010年7月末には「オギノ諏訪店」もオープン(営業時間9時30分〜21時)。SMではないが、「綿半スーパーセンター諏訪店」も2005年11月に出店し2010年11月に改装。現在、日商1,000万円の大型店で営業している。毎年のように新店ができてくる地域だ。
「いちやまマート諏訪店」は車で20分までの広い商圏を設定し、週末には岡谷市までチラシを配布する。毎週木曜・土曜・日曜には様々なイベントを開催して店内の雰囲気を盛り上げている。毎週木曜と日曜の17時からは小学生以下の子供向けにサイコロゲーム大会を開催して景品に駄菓子をプレゼントする。毎週木曜の16時からはキュウリやバナナ、苺などの青果物の詰め放題を実施。母の日や父の日などの記念日には15時半から同店オリジナルの焼肉レンジャーが登場して肉の割引券を配布する。木曜や日曜の夕方には店内でマイクパフォーマンスが繰り広げられる。「次から次へと騒々しいほどのアナウンスが流れるが、とにかく活気を出していこうと従業員同士で話し合っています」と同店の渡辺盛男店長。明るい雰囲気作りを重要視する。
菓子やワイン、和牛、ナチュラルチーズ、生ハムなど嗜好性の強い食品が売れている店。「いいものが売れる店であり、社長も満足している」(渡辺店長)。嗜好性の強い単価の高い商品が売れており、その分の原資を特売品に振り向け、さらに試食品に回して購買意欲を誘う。
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