「地産地消、地場・産直野菜、生産者の顔が見える野菜」――どこのスーパーでもおなじみになった青果売場のキャッチフレーズ。限りなく同質化して、店舗ごとの差がなくなって、売場の新鮮さが感じられなくなってきた。そんな中で、6月10日に大阪府北東部のベッドタウン・寝屋川市郊外にオープンした平和堂フレンドマートビバモール寝屋川店の青果売場は「大阪エコ農産物 いいもん うまいもん 大阪産(もん)」と大きなのぼりを何本も立て、文字通り泥臭いPR。橋下徹知事もサイン入りポスターで推奨している。
正式には「大阪エコ農産物認証制度」と呼ばれるこの取り組みは2001年(平成13年)に始まった。化学肥料や農薬を減らし、育て方にこだわった、安心で環境にも優しいエコロジカルな農産物を普及させようと発足した。
農薬の使用回数、チッソ・リン酸といった化学肥料の使用量は標準的な使用回数・量の半分以下になるように大阪府の基準が定められている。採種日や収穫量などの生鮮計画とともに府庁に届け出を行い、認証を受ける。写真のポスターにあるような「認証マーク」を付けて販売できるというわけだ。
2011年3月現在、大阪府内39の市町村で3,377件1,042人が認定され、耕作面積は481haにのぼっている。平和堂の売場にはネギ、水菜、ホウレンソウ、小松菜、しろ菜(巻かない白菜)、菊菜(春菊)、トマトが堺市から、キュウリは河内長野市、和泉市から玉ネギの合わせて9品目が持ち込まれた。青果の担当者は「日によって違うアイテムも入ってきます」と品出しに大忙しで、初老の夫婦連れは「これも大阪産? 結構、作っているんやね」と「しろ菜」を買い物カゴに入れていた。
平和堂は丘陵地に建設された関西最大級のHCビバホーム寝屋川店と50の専門店がドッキングしたビバモール寝屋川の核SMだ。JR学研都市線・星田駅から徒歩15〜20分。南側を去年3月全通した第二京阪道路が通り、北側には府道18号線が並行して走る。
周辺は商業施設が少ない地域に見えるが、よく調べると0.5〜1km圏にはオークワ寝屋川店、自社のフレンドマート東寝屋川店、1〜1.5km圏にはイズミヤ東寝屋川店など5店舗がひしめく激戦地だ。他店よりちょっとでも違った売場を――。“差別化商法”の知恵比べが続く。
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