10月21日にアークスとユニバースが経営統合すると6月29日発表された。9月7日に予定される両社の臨時株主総会で承認されれば、北海道と北東北で店舗展開している年商4,000億円を超える食品スーパーが誕生。ユニバースがアークスグループ傘下に入る形となる。「八ヶ岳連峰経営」を掲げているアークスはユニバースを東北地区の重要な子会社と位置づけ、社名や店名はそのまま残す。アークス横山社長とユニバース三浦社長が最初に意気投合したのは今から2年3ヵ月前のニュージーランド旅行の時。本格的に経営統合の協議を開始したのは昨年12月から。勝ち組同士の食品スーパーの経営統合により、業界再編の動きが加速するのか注目される。
「私の人生でこんなにうれしい日はない」。アークス横山清社長は6月29日に都内で記者会見し、「ユニバースは全てにおいて魅力がある」と続け、三浦社長と2人並び、「婚約発表のようだ」と笑顔を見せた。
アークスグループは現在、道内で200店展開し、年商3,000億円超。一方のユニバースは青森県を中心に47店展開し、年商1,000億円超。単純に合算すると年商4,000億円超の食品スーパーが誕生する。食品スーパーの中では年商5,000億円で業界トップのライフコーポレーションに次ぐ第2位となり、経常利益では140億円と業界1位に。GMSを含めた国内小売企業としては第7位の売上規模となる。
今回の統合は横山社長と三浦社長の2年3ヵ月前のニュージランド旅行がきっかけとなった。昨春から2人の交渉が再開され、昨年12月中旬に本格的な協議がスタートした。経営統合の交渉にはこの他に2002年11月にアークスグループ入りした福原の福原朋治社長も加わり、三浦社長と2人で3〜4時間かけて話し合う場も2回ほどあった。その時に「八ヶ岳連峰経営」を掲げているアークスグループの基本方針や子会社の独自性を保持する経営姿勢が再確認された。
もともと両社は共同仕入れ機構CGCグループとして活動し30年来の付き合い。両社とも厳しい環境の中で、これまで勝ち組として成長を続けてきた。ただ、将来を展望すると、日本全体で少子高齢化が加速し、生産労働人口は急激に減少していく。新店を作り続けていくのには自ずと限界があるというのが三浦社長の私見で、「社員にビジョンを示すには今回の統合は必要だった」と語る。「業界再編成の分水嶺に今ある」と横山社長は今回の統合はサプライズな出来事と強調する。縮小均衡の中で拡大するには勝ち組同士のM&Aほど有効な手段はない。アークスは今後、広く東日本を視野に入れた流通企業グループの形成を目指す。CGCグループの中には他にも勝ち組企業がありますよねと質問してみると、「原信さんは大変魅力的な企業ですね」(三浦社長)。
アークス、ユニバースを統合、SM再編の引き金になるか
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