大阪の中心部を東西に横切る本町通。商工会議所がある松屋町筋から東に200mほどの場所に、イオングループの高質食品スーパー「KOHYO(コーヨー)」が7月16日、小型店の内本町店をオープンした。NTT西日本が建てた13階建てのビルの1階に入居したもので、売場面積は315uしかないが、コンビニでは手薄なデリカが満載だ。周辺はオフイス街だが、マンションの多いところでもある。都心回帰の新住民の食卓を彩るプチ店舗に期待が掛かる。
店舗は朝8時にオープンする。通勤途上のサラリーマンやOLが立ち寄る。イートインコーナーもあるので、ここで朝食を済ますこともできる。昼時は弁当需要を当て込む。夜は10時までで、単身赴任の人がアルコールとアテを買う姿も見られる。
朝は苦戦が予想されるが、チャレンジ精神で頑張る。1次商圏の谷町2〜4丁目だけで4,500人が住んでおり、1人世帯の比率が60%と高いが、所得も高い。新築ビルなので、居抜きで入るより、プランニングができた。セントラルキッチンでデリカを扱い、魚、肉の調理もある程度こなす。
辻雅信取締役・事業本部長は「商圏調査をする段階で、洗濯物を干しているところが多く、生活実態がある地域だ。アクティブシニア層も多い。近くの業務スーパーも良く人が入って、売れている」と新商圏に期待をかける。
5月にオープンした南船場店とは商圏を分ける形になる。淀屋橋店と合わせると、この地域で3店舗になり、ミニドミナントが完成したことになる。ここ数年、大阪の中心部では最大手のライフコーポレーションが出店を加速しているが、KOHYOはその中間の商圏を埋める作戦だ。 ◇…マンションが1棟完成すると100戸単位で人口が増えて行く計算だから、うまく当れば効率がいいので、出店側も積極的だ。ただ、十分な売場面積が取れず、それなりの高額な賃料を払わなければ手に入らないのも事実。
KOHYOは8月に兵庫県尼崎市の大物(だいもつ)に出店するのを始め、来年2月をめどにJR奈良駅高架下の空きスペースに出店することが決まっている。成城石井などの高質スーパーも関西エリアでの出店に意欲を見せており、ディスカウント路線ばかりではなく、こだわりスーパーの分野でも、新しい動きが出てきたようだ。
駅高架下の商業施設内で、小型店ながら上質商品を提供
Odakyu OX 代々木上原店
GMSからNSCに転換したSM核店舗、サイズMDにチャレンジ
フレルさぎ沼 東急ストア
梅田に進出は「本望」中国出店に人材確保。着々と布石
ドン・キホーテ梅田店
(株)島田研究室・代表 島田陽介
これから「値段の高い商品」を開発することを考えよ
復興需要で東日本のSCが好調、GMSの住関連も
コンビニは猛暑効果で全社が既存店プラス
震災後の環境に配慮した「価値観の変化」にも対応
日本製粉、今年秋冬の家庭用販売目標は合計38億円(上)
※日清フーズ、スパゲティで二極化バリエーション
レギュラー品と弾む生パスタの多様化
※マルハニチロ食品業務向けに「ごちそう厨房」シリーズ
えび(バナメイ種)の中華油淋ソースキットなど
人気商品「黒缶」魚の身肉を使用したドライフード「猫の王国」を発表
お客様が喜ぶ姿を想像して販売できる従業員を育てよう
「地デジ移行」良かった?
Copyright (C) Store Japan co. All Rights Reserved.