ダイエー系のディスカウントスーパー「ビッグ・エー」が8月4日(木)、大阪市内に関西1号店をオープンした。南部の住之江区の南海本線・住ノ江駅・高架下の「ショップ南海」の一画に入ったもので、売場面積は430u。半径500m商圏内に6,000世帯が住む人口密集地で、居住者の約6割が単身・少人数世帯という地域だ。 ダンボール陳列の加工食品を中心に、生鮮3品や惣菜類も揃えている。関東地区のビッグ・エーが展開する開発商品「Big−A」のうち、人気が高い飲料、調味料、嗜好品など20品目も登場。バタ臭さのない、すっきり関東風のDSで「大阪のおばちゃん」にアピールする。
普通停車駅だが、平日は1万人の乗降客がある住ノ江駅。改札口を出るとすぐ、ドラッグや飲食店が並んだ「ショップ南海」がある。ビッグ・エーは一番奥まったところにあり、入口専用のドアを入ると店内だ。
関東地区で展開する「ビッグ・エー」のモデルにならったローコストオペレーションの導入で「毎日がお買い得」の実現を目指す。生活必需品2,500アイテムに絞ったので、通常のダイエーSM6,500アイテムの6割減の勘定だ。 加工食品を中心に、入荷した商品はそのままダンボール陳列で展開。ゴンドラ最上段に商品在庫を置くなど、補充業務の効率化も図っている。
レジ袋を有料の1枚5円とし、買い物袋の持参を呼びかけることで、環境負荷の軽減と資材コストの削減を実現する。チラシは原則、月1回で販促費を抑制、店舗内装も簡素化した。加工食品だけでなく、精肉・青果・鮮魚・惣菜・弁当といった生鮮食品まで、全てのカテゴリーで、購買頻度が高い商品に絞り、EDLPで提供する。
1979年(昭和54年)にアメリカのDSをモデルに生まれた「ビッグ・エー」。関東地区では170店舗を超える出店があるのに、これまで関西に出店していなかったのが不思議なくらいだ。どの店も安売りが身上の関西では、ディスカウント業態が根付かなかったのと、当時はダイエーの全盛期で、そこまで手が回らなかったことが原因かもしれない。
開店の記者会見に臨んだビッグ・エー関西の白石圭二社長は「大阪南部を中心に、当面5店舗を計画している」と早期のドミナント化を図る予定だ。関東ではおなじみの「Big−A」だが、ダイエー系の店舗だと知っている人は少ない。スーパーの代名詞だったダイエー。Big(大=ダイ)A(エー)に育つためにも、1号店の果たす役割は大きい。 (P10〜13に新店レポートを掲載)
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