早いもので、あっという間に2月も終わる。肌に感じる風には「春の息吹さえ感じるきょうこの頃」だが、それは積雪がない都会地での話だ。6年ぶりの豪雪に見舞われた日本海側の各府県では、今なお“雪との戦い”が連日繰り広げられている。郊外のショッピングセンターがオープンするのはだいたい朝の9時以降だが、早朝から除雪ブルドーザーが轟音を上げ、駐車場の除雪に追われている。取り除かれた雪は四隅に3mぐらい盛り上げられ、店舗は文字通り「白い壁」で囲まれることになる。「お客様通路」などは、朝7時半から作業員がスコップで除雪している。晴天続きの太平洋側の都市部では思い至らない光景だが、積雪と低温の影響で青果物の相場高騰が全国的に続いており、都市部の店にも大きな打撃を与えている。
「この時期はいやですね。早朝からの雪かきがあるから。運動になるとは言え、もううんざりですよ」−以前、HCを取材した時の従業員の話だ。駐車場が何千台も置けるSCでは、写真のようにブルドーザーが大半はこなしてくれるが、規模によっては人力に頼らざるを得ない。小さな噴水のような「融雪装置」を付けているところも多くなったので、以前より雪かき作業は少なくなったが、今年のような豪雪になれば、思わぬところでお客さんを巻き込んだ事故が起こらないとも限らない。屋根から落ちて来る雪にも注意が必要だ。
雪に見舞われることが多くて、日常生活は大変な福井、石川、富山の北陸三県だが、厳しい冬場には「寒ブリ、ズワイガニ、タラにアンコウ」と旬の味覚も多い。厳冬期さえしのげば、「家賃も安く、子育てもしやすい」という。ともに「暮らしやすい都市」ベスト3入りを果たしているのが救いだ。
3月の声を聞くと、降雪のピークは過ぎるが、時ならぬ“どか雪”に見舞われることも多いから、まだまだ気が抜けない。豪雪の影響で青果物が軒並み高騰し、あおりを受けて小規模のチェーン店では閉店に追い込まれるところも。
埼玉県熊谷市内で長年に渡って営業を続けてきた、まつしまストアーが今年1月20日に閉鎖した。100坪ちょっとの売場の半分以上は青果物を陳列販売し、低価格で青果物を提供して地元では馴染みの深い店だったが、経営不振で営業継続が困難になって事業を廃止した。現在は弁護士が債権債務の任意整理などを委任されている。青果物相場の高騰が小さな地元のスーパーにとっては大きな打撃を与えているようだ。熊谷市の隣、深谷市の青果物店も同じ時期に突然閉鎖している。寒風の中、八百屋受難の日々がしばらく続く。
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