岩手県を中心にSMをドミナント展開するジョイスがアークスと経営統合すると4月16日発表。両社は今年9月1日に株式交換による経営統合を行う。アークスはグループ運営の基本方針として「八ヶ岳連峰経営」を掲げており、これまでに帯広の福原や旭川のふじなどを完全子会社化。昨年10月には北海道にとどまらず、青森のユニバースを完全子会社化している。アークス、福原、ふじ、ユニバース、ジョイス。いずれもCGC加盟企業。アークス横山社長と各企業の社長が意気投合して経営統合している。M&Aによって積極的に拡大戦略を進めるアークスグループの今後の動きに目が離せない状況だ。
ジョイスが9月1日にアークス傘下に入ると4月16日発表。アークスは昨年6月にユニバースとの経営統合を発表し、10月にユニバースを完全子会社化したばかり。これまで福原やふじといった道内SMと経営統合を進めてきたが、昨年から道内を越えて東北のSMチェーンも傘下に取り込み始めた。
同グループは今回のジョイスも含め北海道・東北に拠点を置くSM10社と他の事業会社3社を擁する。持株会社のアークスがグループ全体の戦略を立案し、各事業会社の親会社として各社の株式を保有。「八ヶ岳連峰経営」をグループ運営の基本方針とする。2002年にラルズと福原の経営統合を皮切りにアークスを設立。2004年に道南ラルズとふじ、2009年に東光ストア(旧・札幌東急ストア)がグループ入りし、2010年度決算で年商3,000億円の大台を突破した。昨年、年商1,000億円のユニバース、今年は年商370億円のジョイスと経営統合。今年度の連結業績予想では年商4,200億円、営業利益135億円、経常利益145億円、当期純利益73億円を見込む。
「我々にとってはうれしい限り」とジョイスのグループ入りを素直に喜ぶアークス横山清社長。業界全体は「価格競争を含め今後も果てしない戦いが続くが、利益なき繁栄はありえない。その地域のシェアを握ることで勝ち残れる。今は底なし沼のような安売り競争となっているが、おそらくもう少しすれば底が見えてくる」(横山社長)。「昨年11月からどちらからともなく話し合いが始まり、(アークス入りを)決断したのは3月下旬〜4月上旬にかけて」と説明するジョイス小苅米秀樹社長。決断にあたって、「単独での経営も含めて様々な選択肢があった」とし、大手流通グループ傘下入りの検討も否定しなかった。
少子高齢化を迎えて地方はどんどんと人口が減り、高齢者の割合が圧倒的に大きくなっている。流通業界も今後、激変が予想され、淘汰と寡占化は間違いなく進む。「弱肉強食ともいえる業界再編は待ったなしの状況。どこがリーダーシップをとるのかは、今まで以上に重要になってくる。今のアークスは2年前のアークスではない。今後もアークスの変貌が発展に繋がる」と横山社長。
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