ライフコーポレーションとヤオコーは5月15日、業務提携を検討する覚書を締結したと発表した。商品の共同開発、資材の共同調達など広範な分野での業務提携の可能性を検討する。「少子高齢化、人口減、競争激化、コンビニの惣菜強化など激変する経営環境の中で大手GMSのPBと伍していくには限界があり、バイイングパワーのアップが必要。このままでは井の中の蛙になる恐れがあり、かねてより志を同じくする相手を探していた」(川野清巳ヤオコー社長)と、今年1月、ヤオコーからライフに提携を申し入れ実現した。
SM業界トップ売上のライフコーポレーションと首都圏SM売上でベスト5に入るヤオコーが業務提携に動き出した。両社とも、前期決算で過去最高益を記録するなど、絶好調な企業。しかし、「今後予想される経営環境の変化に対し、共に元気の良い2社がしっかり手を組むことで今以上の体質を作っていきたい。将来の不透明な時代に備える」(川野清巳ヤオコー社長)、「以前から人事政策、品質保証、商品開発などで情報交換しており、必然的に合意した。川野社長、川野澄人副社長にお会いして強烈な危機意識があるのを肌で感じた。世の中が激しく凄まじく変化していく中で、同じ繰り返しでは衰退していく。これからの難しい時代を一緒に勝ち抜いていきたい」(岩崎高治ライフ社長)と、提携への意気込みを述べている。
提携内容として、商品の共同開発・調達、資材等の共同調達、災害時の相互支援、プロセスセンターの相互活用、人材の交流・人材の共同教育などを上げているが、商品では「それぞれにグレードや取引の経緯などがあるから、PBから入ることになる」(川野社長)とし、床材など建築資材の共同調達も早期に手がけることになりそう。
ライフが加盟するニチリウについては「当社は2割を占める最大の取引先で大きな関係があり、今後とも継続する」(岩崎社長)とし、ヤオコー川野社長は「入るつもりはない、今後もどこにも属さないで行く」と言明。今回の提携に資本提携は含まれていないが「将来、株を持ち合うことはあり得るかもしれないが、今のところ考えていない」(ライフ岩崎社長)、「まずは提携の枠組みの中で2社間の信頼感を得ていきたい。互いにやりたい店作りが微妙に違うので、互いに主体性を持ちつつ、互いに良かったと言える提携にしていきたい」(ヤオコー川野社長)と、業務提携の範囲内での成果の実現を目指す考え。
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