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話題の東京スカイツリータウン22日開業
東武鉄道が東京都墨田区の押上・業平橋地区に開発してきた「東京スカイツリータウン」が5月22日に開業した。何といっても世界一の高さ（634m）を誇る自立式電波塔の東京スカイツリーが最大の売り物。同タウン内には放送施設の他に展望台（350mと450m地点）や水族館、プラネタリウムなどといったアミューズメント施設があり、今年最も注目されている一大観光ゾーンと言える。東京ソラマチという都内最大級の商業施設には地上1階～8階及び30階と31階のフロアで、約5万2,000㎡に312店が営業。年商目標300億円を掲げる。開業当日は20万人を越える来場者となり、大混雑したが、しばらくはこの異常な人気が続きそうだ。
注目の一大観光スポット
東京スカイツリーだけで540万人の年間入場者を見込み、「東京スカイツリータウン」全体では東京ディズニーランドを700万人も上回る3,200万人を初年度の来場者と予想している。巨大な観光スポットが東京の下町に登場した。
2003年12月に在京6社のキー局が集まって地上波テレビ放送のデジタル化を契機として、東京タワーに変わる新タワーの建設が話し合われた。その候補地として2005年2月に墨田区の押上・業平橋地区の誘致が決定。東武鉄道が所有する敷地約8,100m（最終的には敷地3万6,900㎡、延床23万㎡、地下3階・地上31階建て）に新タワーを中心とした放送施設や展望施設、商業施設、オフィスを建設すると発表された。当初の概算建設費は約500億円としたが、途中で計画が大規模化し、結局、総事業費は1,430億円と3倍に膨らんだ。
都内最大級の312店が営業する商業施設は「東京ソラマチ」として年中無休、物販は10時～21時、レストランは11時～23時まで営業する。運営受託会社は東武鉄道の100％出資子会社の東武タウンソラマチ㈱。もちろん東武鉄道グループが威信をかけて開発した一大プロジェクトとなった。
「東京ソラマチ」のコンセプトは新・下町流。「温故創新」「Re‐lax」「ライブ！」の3つの流儀を掲げ、新しい下町の魅力が感じられる商業施設を世界に提案する。周辺住民の他に世界各国、日本全国からの観光客をターゲットとする他、アーバンツーリズム（街歩き観光）としての機能を施設に付加した。敷地全体で押上という地名の由来に合わせ、「積層する大地が緑の丘になっていく」というストーリーを描き、スカイツリーという木が緑の丘にそびえている街として形成。建物という四角い箱の角を切り取り、幾重にも重なる層にして樹木を植えている。この他、国内トップレベルの熱供給システムを導入したり、合計2,635tの容量の雨水貯水槽を設置。環境にやさしい取り組みも行う。いずれにしても日本人なら一度は行ってみたいと思える施設であることは間違いない。
今週の目次
流通羅針盤
御用聞き商売は復活するか、ポイントはメニュー揃え
ＳＪ決算レポート（SM篇・鉄道系）
他社との業務提携に踏み切る企業も
沿線中心の街づくりで、グループシナジー強化今週の業界トピックス
セブン＆アイHD 国内循環型リサイクルシステム導入
日本チェーンストア協会 清水会長「今は消費増税の時期ではない」
日本SM協会が第2回新規事業研究セミナー開催関幸雄の流通コラム 流通戦略アドバイザー
常に自社の商品と人材のレベルを客観的な尺度で見て引き上げよう
ＳＪ新店・改装店レポート
同一フロアに2ヵ所のコンセプトの異なる売場
明治屋渋谷ストアー 渋谷ヒカリエShinQs店
300m圏内に競合のない買い物不便立地
マルエツプチ 一番町店
トライアル出店で、否が応でも高まる士気
フーズマーケットホック山代店豚肉販売の現状と課題 「やまと豚」のフリーデンに聞く
誤っている差別化戦略の見直しと消費傾向を把握した売場の対応策
国分が東京スカイツリー＜東京ソラマチ＞にオフィシャルショップ出店
「市」「蔵」「厨」の3ゾーンで構成
熱中症対策商品
赤穂化成が拡販体制 熱中対策水「梅干し味」を発売
天塩が「塩あめ」を発売巷で秘かに売れ始めている注目！フーズ＆ドリンクス
フルッタフルッタ ブラジル原産の健康ジュース「アサイー」
フードジャーナリスト 旭 利彦業界動向
乳業大手3社、雪印メグは増収増益、明治と森乳は大幅減益
食品マーケティング
東京スカイツリー参加型の商品キャンペーンへ
＊マルハニチロ食品、青魚のDHAを訴求連動
＊ロッテアイス、アイスバー（ラムネ味）「三丁目の夕日」彷彿今週の大店立地法公示速報
交差点
「更地の後は」一体何に
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