首都圏でコンビニ616店を展開するスリーエフ(本社横浜市、中居勝利社長)は、スーパーマーケット企業(富士シティオ)を母体としていることもあって、スタート以来、青果物を扱っていて、現在では3尺ゴンドラ1本ないし半分あるいは平台で青果を展開している店舗が半数近い300店に上っている。半年前からは200店で毎週木曜日に市場入荷日に店頭で販売する「木曜市」を開催、人気を集めている。
スリーエフが半年前から始めた青果物の木曜市は、キャベツとトマトなど2SKUが基本。木曜日未明に産地から市場に入った商品を相対で取引し、午前5時までにセンターに入れ、午前中に店に届ける。市場荷受日に店頭に並ぶ訳で、通常のコンビニより1日早く売れる。価格も量販店並みにしていて、鮮度と価格で先進量販店と同等のレベルだ。さらに、木曜市の導入と同時に、店内で加工する仕組みも導入した。例えば、キャベツの場合、初日は裸で売り、2日目は2分の1カットにするとか、みかんの場合、5〜6個入りのパック(298円)の1個が傷んでいた時、1個を除いて4個198円で売るなどして「悪い商品を1個でも売ると店全体の信用をなくすので、加工することで売り切るようにした。そのため、やる気の証としてオーナーさんにテープ留め機を自己負担で入れてもらった」(山口秀樹生鮮部長)。
木曜市の投入商品は、キャベツ、トマト、みかんなどが多いが、高額のメロンや、傷み易いさくらんぼなどにも挑戦している。3〜4月にはトマト298円パックを1日で40個も売った店もあったという。キャベツも各店に1箱(8個入り)単位で納品している。「加盟店オーナーさんからこんなに売れるとは思わなかったという反応が多く、もやし、カット野菜など定番品の動きも良くなり、品揃えが良くなった」という相乗効果が出ている。市を始めて以降、青果物全体では136%も伸びている。ロスも加盟店オーナーの「捨てるより加工して金に変える」意識が強まったのか、1日100〜150円に減ってきている。
スリーエフの中には平台6尺で青果物を定番展開している店が府中小柳町店、国府津岡店など12店ある。こちらの店は以前から加工管理していて、年々売上を伸ばしている。いずれも量販店が遠い、住宅地立地。同社では木曜市を火曜日にも拡大する方針。高齢化社会に入り、青果物の買えるコンビニとして着実に地域に根を下ろしつつある。
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