「早上好!(おはようございます)」「歓迎光臨(いらっしゃいませ)」――朝9時前、歩行者広場いっぱいに広がった150人の元気な従業員の中国語のあいさつが周りの商業ビルにこだまする。中国内陸部の大都市、成都の街の中心部にある伊藤羊華堂・春熙店で毎週火曜と土曜に開催されている日本式の朝礼風景だ。あいにく小雨模様だったが、あいさつや体操・集団ゲームでリラックスした後は、各職場の目玉商品を紹介するコーナーと続く。最後は店長のコメントで締めくくる密度の濃い30分間だ。テナントの従業員も参加しているので、職場の一体感も生まれている。
東京から西に約2,300q。成都は首都・北京からも同じぐらい離れており、遠い。売場ごとの様々な制服に身を包んだ若い従業員が発するパワーに眠気が吹き飛んだ。中国のイトーヨーカドー好調の源がこれだ。飛行機を乗り継いでやってきたかいがあった。
衣料品から生活雑貨まで、具体的に商品を皆に見せながら説明する時は、北京語から四川語に切り替わった。より具体的に、間違いがないように伝える場合は、地元の言葉で説明する。広い中国ならではのことだ。
4歳の娘さんがいる店長の徐旭華さんは「日本に行く機会がありましたが、そこで心を込めたサービスの本質がよく分かりました」と語る。歩行者広場での朝礼は周辺の店舗でも話題になって、マネをするところも出てきたそうだ。
今年は日中国交正常化40周年の年でもあるが、尖閣列島問題など、政治的には課題が山積している。角を突き合わせてばかりでは、ものごとは始まらない。民間ベースでは製造業の進出が一段落し、これからはスーパーのようなサービス産業の出番だ。
商品の安心・安全にはかなり関心が払われてきたが、日本式の丁寧な応対やサービスは新たな挑戦だ。文革時代から「為人民服務(人民に奉仕する)」という言葉はあったが、お題目に過ぎず、釣銭を投げてよこす、などは日常茶飯のことだった。
「お客をお客として扱う」当たり前のことを従業員に理解してもらう。頭ごなしでは人は動かないが、地道な努力を重ねて効果が出てきた。客人をもてなすのは昔から中国が最も得意とする分野だったのだから、スイッチが入れば実行は速い。
長崎屋創業者・故岩田孝八氏が流通業界に残した足跡
増収増益が8生協、減収増益が4生協
来年3月に首都圏に2つの巨大生協が合併により誕生
上尾地区 上尾市(埼玉県)
新日本スーパーマーケット協会
第47回SMトレードショー実行委員会開く
アクセス秋の展示会と社長会見
今年4〜6月の総売上高は前期比8.3%増
日本アクセス“こだわり食品”を共同開発
Olympic
4月に子会社化したカズンをMBO方式で7月に田中社長へ売却
福島県のアンテナショップを尋ね、人の温かい襞(ひだ)を体感
上尾市内初出店となる路面店。8月には2店目も出店予定
ベルク上尾東店
近隣の自社店舗のサポートを受けて、ローコストオペレーション体制の確立を
マックスバリュエクスプレス保木間店
売場面積を倍増して、生鮮4品を強化した移転増床店舗
フーズマーケットさえき富士見台店
NPO法人アルコイリス 「インカインチオイル」アマゾン熱帯雨林の“恵み”
フードジャーナリスト 旭 利彦
商品づくりとメニュー提案の再検討
「置かないと売れない」を認識しよう
「ピュレコーティング オレンジ&バニラ」、「バナナミルク」
味の素社、都内のホテルで恒例の秋季試食商談会を開催
マルハニチロ食品、青魚の必須脂肪酸(DHA)訴求を強化
*冷食はレンジだけ!シリーズに「担々麺」発売
アクリフーズ、即食の「耳までチーズのグラタンピザ」など、発売
*売れ筋に乗った、韓流の「スープごはん」に新商品
ワンダフル ワールド
Copyright (C) Store Japan co. All Rights Reserved.