「買えば買うほど安さがわかります」――イオングループが展開する生鮮食品を中心に品揃えしたディスカウントストアが10月18日、兵庫県に初出店した。北部の丹波市にオープンした「ザ・ビッグ エクストラ氷上店」は広島市に本社があるマックスバリュ西日本が手掛けたもので、同社のザ・ビッグ業態の中でも最大の7,000uを超える売場面積を誇る。景気に黄信号がともった中、PB回帰やディスカウントが注目されているが、オレンジを基調にしたPOPは買い気をそそる。迎え撃つ競合店は2km圏内にコープこうべ、業務スーパー、イズミのゆめタウンと強豪揃い。北近畿の山あいの町に登場したザ・ビッグの「新・オレンジ革命」に注目だ。
JR大阪駅から尼崎を通って、北上する福知山線。途中、宝塚、三田といったベッドタウンを通り、篠山口を経て、石生(いそう)まで、乗車時間だけで1時間半。駅から1.5q南東方向の国道176号線沿いに立地する。
元々、毛皮工場があったが、10年前には更地になっていたという。敷地は2万8,740uで、駐車場563台を備える。食品3,000u、非食品4,000uの割合で、食品は9,000アイテム、非食品は2万7,000アイテムを揃えている。丹波の黒豆や但馬牛、海産物も地元産品が豊富だ。
タマネギ、メークイン各1個7円、たまご10個入り1パック47円――開店ならどこのスーパーでもある価格だが、これはほんの一例。「ビッグが来れば、周辺の物価が5%下がる」といわれるぐらいの衝撃価格が満載だ。
商圏は車で20〜30分圏内の2万4,000世帯、7万6,000人。北は福知山、南は篠山口、西脇を結ぶ三角形の地域が対象だ。これまで、まとまった買い物は商圏内ではゆめタウンか福知山まで、遠出は三田のイオンに足を伸ばしていた人たちに、ディスカウントの選択肢が増えた。
イオンのディスカウント業態「ザ・ビッグ」は広島が発祥の地だ。マックスバリュ西日本内で34店展開するが、岡山、広島、山口の中国3県で26店舗ある。同社の本社は、これまで兵庫県姫路市にあったから、本家筋のビッグが出身地に凱旋したことになる。
ザ・ビッグの立ち上げ期からかかわったイオンのDS事業責任者の三田幸視氏は「(奈良の大安寺などに比べ)商品の強弱が微妙に違うので、こっちの方が過激です。強烈なのが出てますから。お客さんも慣れていますしね。出店も事業会社が全国にありますから、やりますよ。見ていてください」と意気軒高だ。
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