JR大阪駅の改装計画の最後に残っていた駅構内西寄りの店舗工事が完成し、10月31日、「エキマルシェ大阪」としてスタートした。一昨年まで雑貨ショップを主体とした「ギャレ大阪」跡地にオープンしたもので、延床7,200u、店舗面積4,500uの場所に82店舗が入居した。若い女性向けのファッションや雑貨の店舗の他、「大人のみちくさ」をテーマに、周辺の百貨店よりデイリーニーズに沿った食関連の専門店を集めたのが特徴だ。駅構内のマルシェ、市場的な気軽さで、和を中心にした惣菜関連が17店も揃った。1日平均90万人もの乗降客があるターミナル駅。「ここに寄ったら何かがある『駅ナカ店舗』」に業界の関心が集まっている。
今年1月末の「そごう八王子店」閉店後、同ビルを運営するJR東京西駅ビル開発がショッピングセンター「セレオ」として改装する計画が進められ、10月25日にグランドオープンした。同ビルは地下2階・地上10階建て。JR八王子駅と直結し、延床が約7万3,800u、ショップは約200店営業し、専門店全体の面積は約2万9,000u。食品売場は地下1階と地上1階の2フロア構成で、多摩地区最大級の食品ゾーンを形成している。
いつもどこかで工事をしているイメージがあったJR大阪駅。ようやくその全容が明らかになったが、もう、無駄とも思える空間が全くなくなって、一大ショッピングゾーンに変身した。
25日にグランドオープンする阪急うめだ本店、駅構内北側にあるJR大阪三越伊勢丹、南側の大丸梅田店、さらに道一本隔てた南の阪神梅田本店に囲まれた立地で、日本一の百貨店激戦地だ。
輸入雑貨や若者ファッション、アウトドアといった業種が多かったギャレ大阪をどのように仕立て直すかが課題だった。あらゆる客層が集まる「駅ナカ」ストアが出した結論は、最近のスーパー各社が歩む路線と同じ「惣菜重視」だった。色とりどりの弁当を見ていると、駅で買うから「駅弁」と言ってもいいような気さえする。
高級スーパーの元祖、いかりスーパーのFC店・デリフェスタ、JR系のコンビニ、ハート・インを含め、惣菜関連店舗はまさにデパ地下そのものだ。しかし、その1店、1店を見ていくと、誰でもが知っている有名店はあまりない。東京、九州、和歌山――といったその土地で旬の“銘店”を発掘してきた。
大阪は食べ物商売を志す業界人にとって、一度は出店してみたい土地だが、これほど厳しいところもない。「おいしいのは当たり前、安くて当然」が前提で、それにプラスαが伴わないとだめだからだ。ここでは、老舗の能書きや看板は通用しない。
エキマルシェ大阪:営業管理スタッフの古岡真由さんは、「20代後半から30歳前半の女性に焦点を当ててはいますが、年配の人でもおいしく、質のいいものにご満足いただけると思います。堂島や西梅田の地下に通じるので、仕事帰りにも立ち寄れるお店です」と話す。初年度の売上目標は70億円だ。
上期後半から消費冷え込む、年末年始
商戦の価格対応は一段とシビアに
サンプラザ(大阪) 10km内に31店展開し圧倒的なドミナント形成
西友 282人の登録販売者(医薬品)不正受験をめぐり謝罪
日本チェーンストア協会 チェーンストア川柳を公募してコンテスト
M&A繰り返すアークスの業績が急伸
電気料金負担などコスト嵩み21社が営業減益に
移転S&Bで、デリカ充実させ、だんらんDELIコーナーも新設
ヨークベニマル東大島店
買物不便地帯でシニアに対応した売場づくり
マックスバリュ下賀茂店
大阪・ミナミの専門店街の一角に出店、焼酎など酒類が充実
成城石井 なんばCITY店
『利は分類にあり』
バイヤーの独善化を防ぐ
咀嚼力低下の高齢者の食事に好適
IC大手ネスレとRC東西横綱のギフト戦略・上
<2013年3月期の第2四半期(2012年4月〜9月)決算、概要>
*三菱食品、増収減益、中国事業は継続へ
*マルハニチロHL、減収減益も「目指す計画は達成」
どこまで伸びる夕食宅配事業
Copyright (C) Store Japan co. All Rights Reserved.